第70回ヘミングウェイ国際カジキ釣りトーナメント中止

6月8日から13日にハバナで開催される予定だった第70回ヘミングウェイ国際カジキ釣りトーナメントが中止となった。言うまでもなくコロナの影響でキューバは国境を閉鎖し、観光イベント等はすべて停止状態なのだから仕方がない。

今年開催されていれば第70回、その名にある通りキューバを愛した文豪ヘミングウェイが主催して始められた大会で、世界でもこの種の釣り大会では最も歴史のあると言われている。

60年前の大会にはフィデル・カストロも参加して優勝し、有名な二人のツーショット写真が撮影された。(写真はマリーナヘミングウェイ提供)

キューバにはヘミングウェイゆかりの地が多くあり、日本人観光客も多く訪れ賑わっているが、この大会は日本ではそれほど知られていないかもしれない。そもそも日本のカジキ釣り人口がどれくらいなのか知らないが、大会が中休みも含めて6日間に及ぶこと、キューバという遠方へ出向かねばならないこと、他の有名な釣り大会のように多額の賞金が出るわけでもないことから、日本からわざわざ参加が難しいというのがまずある。

だが2020年7月日本とキューバの友好目的で「浜名湖キューバ ヘミングウェイカップ」というカジキ釣り大会が静岡県で開催されることが決定して、昨年2019年キューバでの大会には初めて日本チームが参加、1日船に乗って貴重なカジキ釣り(見学)体験までさせていただいた。今年も浜名湖での大会関係者の方々が参加予定だったので、キューバ大会参加のお手伝いをして一緒にラテンな釣り大会を楽しませていただこう、と思っていたのに。何なら7月には日本へ行って、浜名湖の大会へも顔を出す予定だったのに。どちらも本年度の大会は中止。

すべてはコロナのせい。

今日のハバナの沖。波もほとんどなく静かだった。ヘミングウェイトーナメント中は我が家からすぐの海岸沖にも、大会参加の船が行くのが見える。

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