コロナ禍、おうちでTamalタマール作り

最近のキューバ、コロナの様子。ここ数日ハバナと近郊で2つのクラスターと海外帰国者の感染が重なって、もう2ヶ月ぐらい見たことのない2桁新規感染者に数字にギョッとなり、ハバナは規制緩和第1段階からなかなか次へ進まない。市内を自由に動けるようになったとはいえ、まだ仕事もままならず通常営業している場所もほとんどない上、このぶり返しで「家こもり生活」継続中。

で、時間はたっぷりある。

そこで普段はあまり見ない新鮮な生のトウモロコシが、手に入ったのでTamalタマールを作ることにした。タマールはトウモロコシをすり潰して味付けし、トウモロコシの皮で包んだものを蒸すか茹でるかして作る。食事と一緒に食べることもあるけれどおやつにもなるファーストフードで、街中でも売り歩いているので普段はこれを買って食べることが多い。実は我が家で作るのは初めて。よその家で作る様子を見たことはあるけれど、手順もよく覚えてない。せっかくなのでレシピを残そうと記録をとってみた。

材料:トウモロコシ、トウモロコシの皮、玉ねぎ、ピーマン、ニンニク、塩、胡椒、サラダ油、トマトピューレ(お好みで)
粒状にしたトウモロコシを挽いて潰す。今回はミンチマシーンを借りてきてグルグル、一緒に刻んだピーマンも入れて潰した。
味付け用のみじん切りにした玉ねぎ、ニンニクをサラダ油で炒め、塩・胡椒、好みでクミンなどのスパイスを加える。より風味を出すために豚肉の脂身片やチチャローネス(豚の皮の唐揚げ)を入れたりするのだけれど、今回はベジタリアン仕様でトマトピューレを少々入れた。これを潰したトウモロコシに加えてよく混ぜる。
トウモロコシの皮で出来上がった具材を包む。1つのタマールに2枚の皮を使用。まず1枚を円錐状に丸めて先の尖った方を上に折り曲げて袋状にし、具材を適量入れる。
もう1枚も同じように円錐状にして、今度は幅の広い方を下に被せるようにして蓋をする。
皮が外れて形が崩れないよう真ん中を紐で縛る。
たっぷりのお湯で茹でる。今回は圧力鍋を使って30分ほど。蒸してもOK。
できあがり!

素朴な味わいが何とも言えず美味。名前が違うかもしれないけれど、キューバだけでなくて中南米どこにでもあるポピュラーな料理。トウモロコシを潰すのが少々面倒だけれど、意外に簡単。自分で作れば具材のアレンジや塩加減も調整できてより一層美味しい。皮で包む作業は子供と一緒にやっても楽しい。

コロナ禍、「家こもり生活」で料理に関しては新たなチャレンジや学びあり。いくつになっても挑戦と学習は大事、いいこといいこと!

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