1ヶ月ほど前にヨーロッパで始まったアメリカ合衆国によるキューバへの制裁に反対する動きが、少しずつ世界各地に広がっている。SNSなどで拡散し主に週末、経済封鎖反対、制裁解除の呼びかけをする集会やデモ行進が実施されていてこれまでに少なくとも60カ国で何だかの活動が行われたという。
昨日3月28日にはここハバナでも若者たちが中心となって、マレコン通りを手描きの看板やキューバ国旗を掲げながら車、バイク、自転車などで列をなしながら、「BLOQUEO反対」を訴えた。
NO MAS BLOQUEO ノー・マス・ブロケオ
もう経済封鎖はたくさん!といった感じの表現で、キューバでは日々あちこちで目にする。キューバは革命が成功したのち、60年に渡ってアメリカによる様々な制裁を受けている。最たるものが経済的な制裁なのだが、これにより直接アメリカとのやり取りだけではなくて、ありとあらゆる経済活動が制限されてしまう。アメリカ製品がキューバへ直接入ってこないのはもちろんだが、他国製品でも原材料にアメリカ製のものが使われていたり、アメリカが特許を持っているものだったりしても輸入できない、USDの送金や支払いが制限されるなどなど。ちなみに現在日本の銀行からキューバへ国際送金しようと思ってもできない。直接的なものだけでなく、例えば他国がキューバへの輸出する際もアメリカの一声でスムーズにいかないこともある。「テロ支援国家(とアメリカが指定している)キューバへ売るなら、お前のところから買ってやらないぞ」と。どう考えても弱いものいじめでしたかないことが、60年以上に渡って行われ続けていることはやはりおかしい。もうやめるべきじゃないか、という動きは当然のことながらこれまでもことあるごとに行われてきたわけだ。
キューバに暮らすようになって、経済封鎖の影響がいかに深刻かというのを日々の生活で実感してきた。それがこの1年コロナによる物流と人の動きの鈍化によって「物不足」にも拍車がかかってきた。日本での大量消費生活にうんざりしていた私でも、さすがにちょっと「やばい」と感じ始めている。
アメリカの政権が交代した今がチャンス。世界中からの声が届き、アメリカの政権の対キューバ政策が良い方向へ向かうことを誰もが期待している。
TOMOKOさん
はじめまして!
王と申します。
最近はキューバについて文章を作成していますが、TOMOKOさんのBLOGを読んで、とてもおもしろくて、TOMOKOさんのキューバ生活をもっと詳しく知りたくなりました。
もしよろしければ、話を聞いてもらってもよろしいでしょうか?
王さん
はじめまして。
お返事が遅くなってしまいまして、本当に申し訳ございません!
ブログ読んでいただいて、どうもありがとうございます。
キューバに関わっていらっしゃるのですか?
私でお話しできることがあれば、何でもします。
ご質問など、どうぞ!
ともこ