キューバのコロナウィルス感染予防対策:感染流行期に後退、規制の再強化

先日1月10日にハバナが感染回復期フェーズ3からフェーズ1となって、わずか3日後にハバナを含む8つの州が感染流行期にまで後退してしまった。

毎日の新規感染者数は日々増えて一気に500の大台に乗って、重症者数も急増した。年明けから国際線を制限し、PCR陰性証明提出を義務化したこともあり海外からの入国者自身の感染数は減ってきたが、感染して帰国した人たちの接触者から接触者へと次々に広がっている模様。政府は数日前に出した感染予防のための規制に加えて、学校機関の休校を発表した。

あーーーーーーっ、きてしまった!恐れていた学校の閉鎖。

ハバナではやっと11月に学校が再開して、12月に新年度が始まって年末年始の休暇が明けたところなのに、それもわずか1週間余りで再びの休み。我が家の息子もあまりに長い休みの後の学校生活は思っていた以上に楽しかったらしく、張り切って登校していたのに・・・学校で集団感染の例はないので、予防策をしっかりして休校せずに継続するって言ってたのに・・・

いつもながら素早すぎる政策の変更にがっくりしてしまった。

photo by Cubadebate

公共交通もまた運休となるのではないかとビクビクしていたのだけれど、夜間の停止だけにとどまるようでホッとした。ひとまずハバナ市内を動くことはできる。

WHOによるコロナウィルスのパンデミック宣言がされてから、まもなく1年、キューバ国内で最初の感染が確認されてから10ヶ月、制限された生活と毎日のコロナ報道に世界中の人が疲れてしまって、気が緩んでしまうのも仕方ない。キューバ人たちも罰金だからマスクはしているけど「正しく」していない、バスの定員もきっちり守らない、帰国者がいたらこっそりパーティーしてしまいたくなる気持ちもよくわかる。でもここは気を引き締めていきましょう、というのも最もだ。

それでもいつまで、という出口が見えないのがやはり辛いし、気も緩む。

今度の学校の休校もいつまでなんだか・・・考えるとため息しか出ない。

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