キューバのコロナウィルス感染予防対策:ハバナの規制再強化

9月になった。でもハバナでは新学期が始まらない。

3月24日以降コロナ感染予防対策として全ての学校が休校になりそのまま夏休みに突入して5ヶ月、まさかここまで休校が長引くとは思っていなかった。

学校だけではない。ハバナは7月末からの第2波というのか、再感染拡大によって8月10日からフェーズ0に戻って規制と自粛の日々、それでもなかなか新規感染者数が減らず、相変わらずFiesta フィエスタ(パーティー)やって集団感染引き起こすとんでもない輩がいるおかげで、9月1日からはさらに規制が厳しくなることに。

Toque de quedaトケ・デ・ケダ=外出禁止

治安が不安定な中南米でよく耳にする言葉で、一定の時間一般市民の外出規制が敷かれることを意味し、各国でとられているコロナ対策のひとつだがキューバではこれまでそこまで厳格な移動規制が出されることがなかった。多少ゆるーい部分はあったのだ。

が、ここにきて出た。

ハバナ市内、午後7時から午前5時までの外出禁止。当然車での移動も禁止。ハバナへの出入りも各所に検問を設けてより厳しく規制され、基本的には仕事であってもできない。国営の限られた店舗のみが月〜土は9:00-16:00、日曜は9:00-13:00で営業、自分の居住地区以外での買い物は認められず、精算時には身分証明書を提示して情報をスキャンする。マスクの着用、不適切な使用、路上での飲酒や喫煙もちろんドミノも禁止、違反者は罰金または拘束・・・

なんとまあ、規制緩和どころか大々的に強化。 いつもなら、ブチブチ言いながら子供の新学期準備=教科書のカバー付けに追われる8月最後の週末だけど、今年は新学期どころか休校続行中で修了していない学年の残りが一体いつ始まるのか、果たして無事進級できるのかも分からない状態。もちろん新学年の教科書も届いていないからカバー付けもしなくていい。面倒臭い作業だけれど、5年目にしてこれがあっての新学期気分が親として勝手に盛り上がるのだと気が付いた。

教科書カバー用の包装紙はちゃんと準備してあるのにね・・・

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