2020 Marabana マラバナ、ハバナマラソンはバーチャルで

コロナの影響で世界中様々なスポーツイベントが中止、延期となったり、これまでと違った形で開催されたりしているようだ。スポーツが盛んなキューバでは年間通して様々なスポーツの大会やイベントがあるのだが、今年4月以降は軒並み中止となってしまっている。そんな中、国技ともいえる野球の国内リーグSerie Nacionalセリエナシオナルは通常より1ヶ月遅れて9月12日に開幕することが決定したのは野球ファンだけでなく、コロナ禍にあって明るいニュースだ。

キューバ国内で毎年行われる国際的なスポーツイベントもいくつかあるが、先日その中のひとつハバナマラソン大会が今年は11月22日にバーチャルで行われると発表された。

「バーチャルマラバナ11月22日」と新聞記事で(8月29日グランマ新聞)

毎年、世界中からの参加がある大会なので、コロナが収束して初めてキューバで行われる国際イベントとして盛り上がればいいな、と期待していただけに残念・・・すでに大会参加登録をしている外国人ランナーもおり、現時点で22ヶ国からバーチャル大会に参加希望の意向を示しているそうだ。当日は午前9時にスタート、その時のコロナの状況に従って国内参加者はハバナでなくても各地で個人参加でき、同時に海外からの参加も可能とのことだった。詳細は後日発表されるそうだが、果てバーチャルマラソンってどうやって成立するんだろう?

調べてみるとコロナの影響で世界中のランナーたちが大会に参加できなくなったことで、すでにあちこちで、様々な形でオンラインマラソンだの、デジタルマラソンだの、バーチャルマラソンだのと行われているらしいことがわかった。もちろんそれ用のアプリなんかも開発されているのだろう。

マラソン大会参加までリモートとは・・・

走ることにハマったことのない者にとっては、「走らずにはいられない」人達の気持ちがイマイチわからないのだけれど、単純に運動不足解消のためには団地の中をグルグル走るのも悪くないかな(と思うだけ・・・)。

Marabanaマラバナ:ハバナマラソン大会
毎年11月スポーツの日とハバナの創立記念日(11月16日)を祝して行われる国際マラソン大会。通常ハバナ創立記念日の16日前後の日曜開催。5km、10km、ハーフ、フルマラソンの各カテゴリー男女別、スタートは全員一斉。

2019年の大会、大会前日プレイベントの様子

昨年2019年はハバナ創立500年の記念大会で、雨の中5858名が参加(内外国人選手は1300名)した。2018年にはアメリカ人俳優ウィル・スミスが走ったことが話題となった。コースはハバナ旧市街のカピトリオか中央公園前あたりがスタートとゴール、まずは海を横目にマレコン通りを新市街方面へ行き、ベダード地区を南下してスポーツ総合公園あたりから折り返して旧市街方面へ戻る、これ1周でハーフ(約21km)の距離。普段街中を走るキューバ人をあまり見かけないのだけれど、意外にランナーは多く、ハバナ市内でも頻繁にマラソン大会が行われている。

Marabana オフィシャルサイトより

Marabana オフィシャルサイト:https://www.maratondelahabana.com/
フェイスブックhttps://www.facebook.com/MaratonDeLaHabanaMarabana/

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