徒然なるままに6月

コロナ感染予防対策の影響で、「ほぼ隔離生活」となり、徒然なるままに2ヶ月が過ぎた。できる限り規則正しい生活をして有り余る時間を有効に使おう、なんて考えているのは我が家で私だけで、男どもは妙な結束をして共に遅寝遅起き、気の向くままの毎日を送ってよし、としている。息子に対しては最初のうちこそ朝早く起こして午前中は机に向かわせようとしたけれど、今では夜遅くまで父親と一緒に映画を見て、時には昼近くまで寝て、食べて、午後からは同じアパートに住む友達が来て夕食の時間まで遊んで、を放任している。いかんなー。

休校対策として行われているテレビ授業は週2回の算数と国語(スペイン語)のみで、そこで出される宿題を1日のどこかで無理矢理一緒に座ってやらせるのが精一杯だ。他の国ならインターネットを使ってリモート授業を受けたり色々な教育サイトを利用したりできるのだろうけれど、我が家にネット環境はまだない。あったとしても一般家庭で繋ぎっぱなしにする贅沢はできない。キューバのインターネット事情は今だにそんなものなので、このコロナを機にネット環境の充実が加速することを願ってやまない。

それでも子供達が夢中になるのはデジタルな遊び=ゲームであって何処も同じ、みんなで座り込んで小さな画面に向かう忌々しい光景をここ2ヶ月毎日見せられている。時に中断させて一緒にドミノをやったり、パズルをやったりしているのだけれど、さすがにずっと相手をするわけにはいかない。キューバの子供達はこのまま夏休みへ突入、夏休み返上で授業はなさそうなので、なんと5ヶ月連続の休校!9月にスムーズに学校生活が開始できるとは、誰も信じない。親も先生たちも・・・

いつまで続くかこの「ほぼ隔離生活」。先が読めない不安はあるけれど、非日常のこの状態を楽しむ余裕はまだある。子供と一緒に久しぶりに算数の問題解いて、スペイン語の勉強して、家族でドミノして、いつもより丁寧に家事をやって、いつも以上に活字を読んで、いつも見られない映画を見て、思いのほかに退屈することもなく、あっという間に1日が過ぎる。

あっそれじゃ徒然なるまま、じゃないか。

折り紙たのし。6月といえば紫陽花(あじさい)、は日本限定だけど。

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