キューバのコロナウィルス感染予防対策:全国の学校閉鎖

コロナウィルス感染予防対策で、全国の小中学校、高校、大学ほか全ての教育機関は約1ヶ月の休校となった。通常4月には1週間の春休みがあるので、これを除くと約3週間。子供達にとっては思うがけない休暇。初日、2日目あたりは、街中をうろつく子供やビーチへ行く若者も目についたらしく、「ありえない!」と親や周辺の大人の責任を問う怒りのコメントが相次ぎニュースでも報道されたりしたので、めっきり子供の姿を見かけなくなった。ここ数日は、子供連れで買い物していてもパトロールの警察官に声かけられて、なんなら強制送還、家まで送ってくれるらしい。我が家の団地の店や公園でも子供たちはいない。でもみんな退屈だよね、エネルギーあまりまくっちゃうよね・・・

ところで5月〜6月には大学受験も含め試験の季節、その直前の休みは学生たちにとっても影響大ということで、3月30日から全国のすべての学年の児童生徒向けに「テレビ授業」が開始された。うちの4年生の息子も家で何をするわけもなく退屈し放題、かといって自習する習慣もないから、家でダラダラと過ごしているは非常によろしくないと思っていたのでこの「テレビ授業」に期待しているのだけど、果て?

午後2時、息子と一緒にTVに向かう。初日の4年生向けの授業は「El mundo en que vivimos」直訳すると「私たちの生きる世界」、日本では小学校低学年で「生活」中高学年で「社会」「理科」それから「保健」として教えられているような内容を合わせた教科だ。

年配の女性教師がTVの向こうにいる子供たちに向かって授業を開始。

全国の小学4年生が聞いているはず・・・

最初は現在最も重要事項、コロナウィルス感染予防について。それから同じ病気つながりで、コロナですっかり忘れられているデング熱予防や蚊を介する病気についても説明。

1.病人との接触を避ける 2. 手を洗う 3.顔を触らない
コロナだけじゃないけどね。いろんな病気の予防対策。

後半は私たちの住む地球、その地球上にある世界の中でキューバの位置、キューバ内にある州、自分が住んでいる地域、と社会科=地理についてサラッと・・・30分弱で終了。

キューバはどこにある?地理の授業。

「これだけ?」

と息子も言うほどあっという間に終わってしまった。で、本日この1教科のみ。なんだかなあ、これで休みの間の遅れはカバーできないよなあ。

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