イサベラ島

ISLA ISABELA

ガラパゴス諸島最大の島、イサベラ島の情報ページです

位置

LOCATION

諸島西部に位置する、6つの火山が連なって出来た島です。
陸地面積の半分以上を占めるガラパゴス諸島最大の面積と標高をもち、諸島内では唯一赤道が横切る島です。
島の南部には有人島の中では3番目に大きい街、プエルト・ビジャミルがあります。
プエルトビジャミルの街中は砂の道が続き、昔の面影が残っています。
島間移動用の小さな空港もあり2つの航空会社により小型セスナ機が発着しています。
諸島の北部および西部はクルーズ船でしか行くことが出来ず、街からのアクセスはありません。

地理情報
面積4588㎢
島内最高標高1707m

イサベラ島の主なビジターサイト

ティントレーラ

プエルト・ビジャミルの街からほんの少し沖にあるAA(アーアー)と呼ばれる尖った溶岩の岩礁です。
パンガライドでペンギンやアオアシカツオドリが観察でき、上陸するとウミイグアナのハーレムやホワイトティップシャーク(ネムリブカ)の住み着く水路もトレイルから眺められます。
近くのスノーケリングエリアではウミガメやウミイグアナと泳ぐこともできます。

主に見られるもの

ガラパゴスペンギン
ウミイグアナ
ホワイトティップシャーク
アオアシカツオドリ
ガラパゴスアシカ

ゾウガメ繁殖センター

プエルト・ビジャミルの中心市街からウェットランドを通って約1.5kmの場所にある繁殖センターです。
イサベラ島には火山ごとに異なる5つのゾウガメの亜種が生息しており、これら希少な生物の飼育と繁殖を行っています。

主に見られるもの

ガラパゴスゾウガメ

ウェットランド

プエルト・ビジャミルの街から涙の壁に行くまでに沿岸に整備されたトレイルのあるエリアをウェットランドと呼びます。
途中には塩水湖、海賊時代の墓石などの史跡、ビーチや展望台などがあり、諸島で唯一ガラパゴスで見られる4種類のマングローブがすべて生育しているエリアです。
トレイルの途中ではガラパゴスゾウガメに出会うこともあり、イサベラ島を訪れる宿泊客には人気のスポットになっています。

主に見られるもの

フラミンゴ
ミヤコドリ
フィンチ類
キイロムシクイドリ
レッドマングローブ
ホワイトマングローブ
ブラックマングローブ
ボタンマングローブ
ガラパゴスゾウガメ

涙の壁

1946年から1959年の間にイサベラ島は流刑地として利用されていました。囚人たちは溶岩の巨大なブロックで壁を建設することを強制され、大変な労働力と過酷な条件のために建設中に何千人もの命が奪われました。 地元の人々はこの涙の壁の周りから今も囚人たちの叫ぶ声が聞こえると主張しています。

主に見られるもの

高さ25mにそびえ立つ涙の壁

プンタモレノ

セロ・アスール火山とシエラ・ネグラ火山の間に位置する、流れ出た溶岩で出来た大地です。
複雑に入り組んだ入り江になっていて、ところどころの窪みに水が溜まってラグーンとなっており、フラミンゴや水鳥が羽を休めにやってきます。
不毛な溶岩大地にヨウガンサボテンやハシラサボテンが力強く根付いていて、不思議な景観を作り出しています。

主に見られるもの

フラミンゴ
ガラパゴスコバネウ
ウミイグアナ
ガラパゴスアシカ
マネシツグミ
ヨウガンサボテン
ハシラサボテン
スカレシア(低木種)
ダーウィンブッシュ
ホワイトマングローブ

ウルビナベイ

1954年の火山活動によりサンゴ礁の海岸が隆起した湾です。
コバネウやペリカン、ウミイグアナが見られ、ビーチではシュノーケリングも出来ます。
トレイルを内陸へ行くと、リクイグアナやアルセド火山亜種のガラパゴスゾウガメが観察できます。

主に見られるもの

ガラパゴスゾウガメ
リクイグアナ
ガラパゴスコバネウ
ウミイグアナ
フィンチ類

タグスコーブ

ダーウィン火山の西側にある入江です。
かつて海賊や捕鯨船が投錨地として利用されていました。
上陸ポイントの岩肌には19世紀から20世紀前半に訪れた数多くの船が上陸日を刻んだあとが見られます。
トレイルを歩いてダーウィン湖を見下ろすことが出来ます。
周囲の海域はガラパゴスでも一番冷たい海域で、イルカやクジラが現れることも。

主に見られるもの

ガラパゴスアシカ
アオアシカツオドリ
ガラパゴスペンギン
フィンチ類
スカレシア
ダーウィンブッシュ
パロサント
ハシラサボテン
ウチワサボテン

エリザベス湾

ガラパゴスノスリの営巣地になっており、諸島内で最大のガラパゴスペンギンのコロニーがあります。
ここではマングローブの生い茂る入江をパンガライドで探索します。

主に見られるもの

ガラパゴスペンギン
ガラパゴスアシカ
ガラパゴスコバネウ
カッショクペリカン
ウミイグアナ
ガラパゴスノスリ

シエラネグラ火山

標高1490mの火山です。
プエルト・ビジャミルから車で約45分、登山口から1時間半ほど登ると火口へと辿り着きます。
世界で2番めに大きな火山クレーターになっており直径約10kmのクレーターの淵から雄大な景観が楽しめます。

プンタビセンテロカ

赤道直下に近い島北部にそそり立つ断崖で、ダイビング、シュノーケリングのポイントです。
栄養豊富な冷たい海流が流れ込むため、小魚も多くガラパゴスコバネウやガラパゴスペンギンをはじめ、アオアシカツオドリなど多くの海鳥が住んでいます。
また海中はマンボウのクリーニングステーションになっていて、珍魚レッドリップバットフィッシュがいたり、コバネウの泳ぐ姿をみられたりとダイビングの人気ポイントでもあります。

主に見られるもの

ガラパゴスペンギン
ガラパゴスコバネウ
アオアシカツオドリ
ナスカカツオドリ
ウミガメ
マンボウ
レッドリップバットフィッシュ