もうだいぶ前から観光客の急増でホテルの客室不足が問題となっているが、今、ハバナの街中はホテルの建設ラッシュ。つい先日も旧市街マレコン近くに5つ星ホテルパッカーズがオープンした。そのほか新市街ではハバナで最も高層ビルとなる予定のホテル建設が始まり、旧市街の中も崩れかけた大きなコロニアル建物のほとんどが、ホテルと化す(予定)という。これらの建設現場の前にも「OBRAS POR EL 500 ANIVERSARIO de LA HABANA」(ハバナ500年記念事業)の看板。その数、旧市街だけで10軒を超える。すでに着工しているものもあれば、まだ看板がついているだけのところもあるけれど、それにしても 建て過ぎなのでは?の感。そもそもそんなに需要があるのか?ホテルの前にやることもっとあるのでは?
日本ではあまり知られていないかもしれないが、キューバは世界的にもバレエが有名で、素晴らしい踊り手を数多く世に送り出している。ハバナの中央広場パルケセントラルにある国立劇場、Gran Teatro de La Habana(グラン・テアトロ・デ・ラ・ハバナ/ハバナ大劇場)は主にバレエの公演が行われ、キューバが輩出した偉大なバレリーナAlicia Alonso(アリシア・アロンソ1920〜)の名が冠としてつけられている。
キューバの学校についての諸々
※ キューバの教育制度:初等教育から大学まで無償。義務教育は小学校と中学校、小学校は6年だが1年生入学前に1年プレスクールがある。5歳児より開始。高校は大学準備コースまたは職業訓練コースを選択しそれぞれ異なる学校へ行く。大学は4年から6年、学部による。
※ 学年の区切りは9月ではなく、1月からの1年。つまり、この9月にプレスクールに入学したのは2018年1月1日から12月31日に5歳になる子供達。だから9月の時点ではまだ4歳の子もいる。
※ 学校の制服は全国共通。小学校がエンジのスカートと短パン、中学校がベージュのスカートと長ズボン・・・と行った具合。制服も支給されるが基本1年に上下1枚ずつ。育ち盛り、汚し盛りの子供、1年に1組じゃとても間に合わない!これを探すのも大変。お古やサイズ違いをなんとかゲットするしかない。
※ 小学校低学年の教科は国語=スペイン語と算数。これに日本の生活科にあたるEl Mundo en que Vivimos(私たちの生きる社会)がある。音楽や体育もあるのだけど我が子の学校の場合、「教師がいない」のでほとんど授業がない・・・最近は小学校3年生から英語教育が始まるのだけど、こちらも教えられる先生がほとんどいないとか。でも英語の重要性はここでも当然認識されているので、プライベートで習っている子供も多い。
※ 希望して才能のある子供たちは小学校3年生から音楽や体育の専門学校へ行って英才教育を受けることも可能。その後、高等教育まで専門別に特別な教育がなされる。