カサ・パルティクラルとはスペイン語で民家。

一定の基準に達した民家が政府から許可をもらい、お部屋を観光客に貸し出すシステムです。
家の前や扉に、青い錨のようなマークがついてあるのがカサです。

カサによって家の大きさや料金が異なりますが、大体1〜4部屋が一般的で、エアコン、バス・トイレも付いていて、ベッドメイキングのサービスやミニバーが付いているカサもあります。よくホームステイと紹介されていますが、従業員もいて、食事、清掃等きちんとした、ペンションのような感覚です。

今日はハバナでおすすめのカサを3つ紹介します。

 

Casa Los Artesanos

Casa Los Artesanos

Casa Los Artesanos

Los ArtesanosはHabana Viejaのはずれ、San Jose民芸品市場のすぐ近くにある。カサの名前は「工芸職人」。その名の通りオーナーのSra.Mabelの旦那様は彫刻家で、カサの中にもたくさんの作品が飾ってある。キューバで木彫りの置物をお土産物としてよく目にするが、実は良質の木材が採れるのをご存知だろうか?

コロニアルな建物の中は狭い廊下があったり、階段があったりとちょっとラビリンス。ハバナのコロニアルな建物はとても天井が高く、空間を無駄にしないために上下に仕切って中2階を作ることがあり、結果、少々複雑な部屋割になっていることも多い。こちらのカサもそうなのだが、部屋は比較的広めなので、あまり窮屈には感じない。オリジナルのステンドグラスを生かして部屋に明かりを取り込んでいるのも素敵。珍しく通りに面したテラスもあり、滞在中はここで旧市街の朝の喧噪を耳にしながら朝食をとることになる。

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そしてこのカサで素晴らしいのは何と言ってもオーナーSra.Mabelの笑顔。いつも温かくお客様を迎えてくれ、最後の日には誰もが「帰りたくない!」と口にするほど。家族ふれあいタイプのカサをお探しの方には絶対オススメ。

Habana Dreams

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Habana ViejaのSan Juan de Dios通りを歩いていて一際目立つ3階建の青いコロニアルな建物が、こちらのHabana Dream。規模も大きいのでカサと言うよりはプチホテルというのがふさわしいかもしれない。階段を上がると、レセプションを思わせる重厚なテーブルで受付の女性が迎えてくれる。従業員も揃いのユニフォームを身につけているのもホテルっぽい。

ほとんどの部屋にバルコニーがあり、高い天井、白を基調にしたシンプルな内装、充実したアメニティー。やっぱりホテル。

キューバの家庭的な雰囲気を売りにするカサとはちょっと違うが、ホテルより随分予算を抑えられる上、ホテル以上の快適な滞在が期待できるこうしたタイプのカサを選ぶのは賢いチョイスと言えるかも。

Azul Habana

Azul Habana

Azul Habana

人気レストランのHabana61の斜向かいにあるペンション風のコロニアル建物が、Azul Habana。外観からも泊まってみたくなる可愛らしい建物だ。玄関を入ってすぐの居間の装飾、テーブルの上にいつもある生花、まとまったセンスを感じる。オーナーのSra.Adelaと息子夫婦は同居しないもの常に滞在しお客様を迎えてくれるので、典型的な家族経営のカサといえる。室内もシンプルで清潔感があり、広めのバスルーム、充実したアメニティー(ドライヤー、アイロン、貸し傘)が嬉しい。最近、部屋でもWifiが使えるようになった。

周辺には手頃なレストラン&バー、写真家や芸術家のギャラリーも多く、旧市街の中でもちょっと違った雰囲気のあるエリアでもあり、部屋数全10室と多いのだが常に予約でいっぱいの人気カサ。予約はお早めに!

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