みなさんはアルゼンチンと聞くと、何を連想しますか?
一番多い答えはおそらく「タンゴ」か「エビータ」でしょうか。2年前に私がアルゼンチンに引っ越すと友人たちに話した時、アルゼンチンがどんな国か知っている人はほとんどいませんでした。

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南米大陸の南の国、東はブラジル、西はチリに国境を接し、国土の北には有名なイグアスの滝、南部にはパタゴニアを有する国。

1929年には世界5位の富裕国となり、「南米のパリ」と呼ばれるほど繁栄を極めた後は、1976年から83年まで続いた軍事独裁政権による暗黒の時代を経て、2001年の経済破綻、そこから必死で立ち直ろうとしている国。

ブラジルに並ぶサッカー大国。
アルゼンチンタンゴが生まれた国。
キューバ革命の立役者チェ・ゲバラの母国。
人口よりも牛の数が多い牛肉料理の国。
生産量は世界5位のワインの国。
美男美女の多い国。

これで少しイメージが湧いたでしょうか?
国人口の約半分が集まる首都ブエノスアイレスは、ヨーロッパ風の美しい街並みで、様々な文化が集まる世界都市でもあります。
南部のパタゴニアには手つかずの大自然が広がり、氷河観光やトレッキングのメッカともなっています。
ワインの産地として有名なメンドーサ地方、「雲の列車」が走るサルタ州など、本当にたくさんの顔を持つ国です。

日本から見ると地球のちょうど裏側に位置する遠い国ですが、少しでも近くに感じてもらえるように、これからアルゼンチンの様々なことを紹介していきたいと思います。