月別アーカイブ:12月 2017

12月 2017

えみのキューバ一人旅 エピソード3

2018-07-17T13:18:29+09:00

 昨日の疲れが嘘のように、朝は気持ちよく目が覚めた。  1階へ降りると既に朝食が準備され、パン、フルーツ、バター、ミルク、フルーツジュースなどがテーブルに綺麗に並べられていた。食器やテーブルクロス、装飾品はアンティークなデザインで、どこか懐かしいおばあちゃんの家に来たような気持ちになった。昨日出迎えてくれた女性が色々と語りかけてきて、胸に手をあて「Maria」と 名乗った。私も同じように「Emi」と答えると、笑顔を返してくれた。  Maria が温かいコーヒーと、目玉焼きを運んでくれた。「おっ、これがかの有名なキューバンコーヒーね。」 小さなカップに黒々としたコーヒーが注がれる。砂糖を多めに入れて味わう。「う~ん。美味しい!」普段はブラックコーヒ派だが、これはいける。ゆったりとした朝食を終え、今日のツアーの集合場所に向かうことにした。 活気あるハバナの街並み 美しいビエハ広場  家を一歩でると、眩しい太陽が飛び込んできた。通りには沢山の人が行き交い、いろんな音が耳に飛びこんでくる。どこからか流れてくる音楽、自転車の音、人の笑い声。朝から町は活気に満ち溢れ、ワクワクしてきた。 集合場所は、「ビエハ広場」だ。広場はカラフルな建物が立ち並び、どこを撮っても絵になるほど美しい。  今日のツアーは、全部で7人のグループだ。私と同じように一人で参加している人もいるようで嬉しい。日本語ガイドのともよさんは小柄な女性で、肌は真っ黒に日焼けしている。見かけからして、いかにも現地のガイドさんといった感じだ。  午前中は徒歩観光で、ハバナの主要な観光スポットをガイドさんの丁寧な解説付きで巡った。ガイドブックに載っている場所に行くとたまらなく興奮が高まった。  お目当てだったヘミングウェイ行きつけのバー「ボデギータ・デ ル・メディオ」で名物の「モヒート」も飲むことができた。のんびり日向ぼっこをする犬、家の前に座り気持ちよさそうに葉巻をくゆらせる老人、音楽に合わせて踊る人々。カサのMariaもそうだが、キューバ人の表情は優しく穏やかだ。 ヘミングウェイ行きつけのバー「ボデギータ・デ ル・メディオ」  昼食は、ガイドさんお勧めのパラダール(民営レストラン)で、彼女が勧める「ロパビエハ」を食べた。細ギリのお肉、野菜とトマトの炒め煮で、日本人の口に良く合う。付け合わせの豆ご飯も美味しくいただいた。 キューバ料理「ロパビエハ」  昼食後は、楽しみにしていたアメリカンクラシックカーに乗ってドライブ。 私の車は、ピンク色!  海岸沿いのマレコン通りを通りすぎると、海がキラキラと輝いていた。日差しは強く暑かったが、オープンカーでのドライブは 一気にキューバ気分を盛り上げた。  革命広場では、チェ・ゲバラの肖像の前で沢山写真を撮った。運転手さんがサービス満点で運転席にも乗せてくれた。最後は、新市街地と旧市街地が望める展望台バーで、皆で乾杯してツアーが締めくくられた。 マレコン通りをオープンカーでドライブ 革命広場のチェ・ゲバラの肖像

えみのキューバ一人旅 エピソード32018-07-17T13:18:29+09:00

えみのキューバ一人旅 エピソード2

2018-07-17T13:18:37+09:00

 旅の荷造りはいつも旅行前夜で、ほぼ徹夜になってしまう。仕事中こつこつメモしておいた持ち物リストを見ながら詰めていく。 途中ガイドブックを見たり、ネットで情報を調べたり、イケメンのラテン男性を妄想したり、何度も手が止まって、眠ったのは朝方。  それでも次の日は、朝早く目が覚めてしまった。夕方羽田発の飛行機なので、帰宅ラッシュにかち合わないよう早めに家を出た。チェックインを済ませ、いよいよ搭乗!母親が少し心配そうな顔で「気を付けてね。」と手を振った。喫煙者の父親は、にこにこしながら「葉巻よろしくね。」とお小遣いをくれた。「いってきま~す。」と元気に手を降り、出国ゲートに向かう。機内の中は日本人が多く、ホッとした。  トロントに向かう機内では、地図を見たり行きたい場所を入念にチェック。前日、興奮して眠れなかったせいかいつの間にか寝てしまい、目が覚めた頃にはトロントに到着するところだった。飛行機を降り、ハバナ行きに乗り換え、予定通り3時間半程でハバナに到着。ツーリストカードとパスポートを提出し、スムーズに入国できた。荷物がなかなか出てこず少し焦ったが、1時間近くしてようやく荷物を受け取れた。ドキドキしながら、沢山の人で溢れかえったゲートの入り口へ向かう。  「Ms. Nakashima」と書かれたボードを懸命に探す。あ、あった! ちょっと恥ずかしかったが「Hola!」と声をかけると、「Emi?」と優しそうなおじさんが聞き返し、荷物を持ってくれた。早速両替をしたかったので、機内で予習した「カデカ」という言葉を連発してみる。カデカとは、両替所を意味する。おじさん は、「Ok」と言って空港の外にある両替所に連れていってくれた。  キューバの紙幣はカラフルだ。旅行会社の担当者に教えてもらった通り、両替に小銭も混ぜてもらった。トイレを使用する際に小銭が必要らしい。 タクシーに乗り込み、今夜のカサに向かう。カサとは、民泊のこと。着いた頃には、午前12時を過ぎていた。中から恰幅のよい女性が出てきて、 優しい笑みを浮かべ荷物を受取り、部屋に案内してくれた。玄関に入り、天井の高いコロニアル調の居間を通りすぎる。カラフルな色使いでとっても可愛らしい。 カサのリビングルーム  部屋に向かう途中、女性は言葉も分からない私におかまいなく一生懸命語りかけてきたので、私は思わず笑顔になった。「ブレックファー スト?ナインOK?」と聞かれ、「Si.」と返事をすると、鍵の使い方を教えてくれ、部屋から出て行った。 部屋はこじんまりとしているが、清潔感があり綺麗にベッドメイキングされている。明日ゆっくり写真でも撮ろう。次の日のハバナ観光に備え、すぐに眠りにつくことにした。

えみのキューバ一人旅 エピソード22018-07-17T13:18:37+09:00

えみのキューバ一人旅 エピソード1

2018-07-17T13:18:45+09:00

「中島えみ様」  今朝、職場でメールチェックをすると、中南米旅行会社「オンリーワントラベル」から返事が届いていた。最近行く事に決めた、キューバ旅行についての最終案内だ。  お盆は仕事で休みが取れなかったので、人よりちょっと遅い夏休みは海外に行きたいなぁと思っていた。前から中南米は気になっていたが、女性の一人旅は心配で、なんとなくいつもリストから外していた。英語は喋れてもスペイン語は喋れないし。きっと団体ツアーに参加すれば、そんな心配は要らないのかもしれない。でも、添乗員さんが旗を持ってゾロゾロ団体で行動するツアーは苦手なのよね..。ちょっとかっこ悪い。  この会社「オンリーワントラベル」は、去年キューバに行った職場のゆりちゃんが勧めてくれた。お母さんと旅行したらしい。  早速ホームページを見てみた。むむ。社員が若いじゃないか!パナマが本社でスタッフは日本人。普通の日本の旅行会社とは何か違う雰囲気が、ホームページからすでに漂っている。人と同じが嫌いなゆりちゃんが、この会社を選んだのも納得。  私が気になったのは「毎週土曜日催行の日本語混載ツアー」。本当は、予算があればカスタマイズのプライベート旅行にしたかったが、先月の両親の結婚記念日に北海道旅行をプレゼントしたばかりなので、あまり贅沢は言ってられない。混載ツアーは私の希望に一番近いので、とりあえず問い合わせフォームから連絡してみたのが2週間前のこと。何度か担当者とやり取りして、一人旅の不安が払拭されたので申し込みを決めた。キューバは、意外にも治安が良いらしい!女性の一人旅にお勧めだと担当者が教えてくれた。 キューバの首都ハバナ  旅行日は、12月30日(土)日本発で同日にキューバに到着する。問い合わせの後、すぐに詳細な日程表を送ってくれた。現地3、4日や7日間の日程もあるが私は休みが結構取れたので、ちょっと贅沢にキューバのリゾート地「バラデロ」を含んだ現地発着8日間の日程にした。ビニャーレス、トリニダー、サンタクララなど私が行きたい場所が全部含まれている。夕食はついていないので、夜は一人でフラフラ飲み歩きできそうだ。団体ツアーは嫌だと当初は思っていたが、このツアーは2~8名の少人数で 年齢層も様々。ツアーの写真を見せてもらったら、行きたい気持ちが一気に高まった。  仕事後、今朝届いたメールをじっくり確認したが、最終の日程表や役立つスペイン語リストが送られていた。 いよいよ、キューバ行きが近づいてきた。 ~次回に続く~ キューバには音楽が溢れている。

えみのキューバ一人旅 エピソード12018-07-17T13:18:45+09:00