リマの旅行情報 Lima

16世紀、スペイン人による南米植民地支配の拠点となったリマは、コロニアル時代の面影を残しながら1940年代から人口が爆発的に増加し、今では南米屈指の大都市にまで発展しています。

リマについて

ペルーの首都リマは人口800万人の南米でも有数の大都会です。
1535年にスペイン人征服者フランシスコ・ピサロFrancisco Pizarroによって設立されました。
それまではインカ帝国のクスコが首都の役割を果たしていましたが、スペイン人入植にあたりリマがペルーの首都となり、アメリカ大陸におけるスペイン植民地支配の中心地として発展しました。
現在ではモダンな建築物とコロニアル時代の建物が入り混じって存在するメガシティに発展しています。海岸沿いにはハイセンスな高層マンションやショッピングセンターがある一方、街の中心にはコロニアル時代に建てられた美しい教会や市庁舎が残されています。
リマは非常に乾燥した砂漠に囲まれた谷間にあるため、夏場は穏やかに晴れ間の広がる美しい日が続きます。冬には雨がよく降り、気温も7度から12度まで下がり少し寒く感じます。
リマはその立地から食文化も発展しており、特にシーフードが安くて美味しいと観光客を喜ばせています。

リマの地図

リマへの行き方

飛行機で

ホルヘ・チャベス国際空港Aeropuerto Internacional Jorge Chávez がヨーロッパ・アメリカ合衆国の主要都市と南米のほとんどの大都市とをつないでいます。
また国内線も充実しており、ペルー国内のほぼすべての都市とつながっています。
2013年には南米のベスト・エアポート1位にランクされています。

バスで

長距離バスのターミナルはバス会社によってそれぞれ違う場所にあります。Cruz del Sur, Linea, Movil Tours, CIAL, OLTURSA, Ormeno, TEPSA, そしてITTSAといったバス会社は比較的規模が大きいため安心ですが、これ以外の小さなバス会社では強盗の被害が日常的に発生していますので十分注意してください。
各ターミナルから市内へはタクシーを使うことをおすすめします。

リマのおもな見どころ

リマは大都市なので数日間の滞在でも飽きることなく見る場所がたくさんあり、またレストランや買い物にも困りません。
移動は”コンビ”Combiと呼ばれる乗り合いミニバスが安くて便利ですが、行きと帰りで違うルートを通ったりするので慣れるまでは注意が必要です。タクシーが比較的つかまりやすく安全確実な移動手段かもしれません。タクシーに乗る場合は行き先と値段を乗る前に交渉し、あとからボラれないように注意しましょう。

マヨール広場Plaza Mayor(旧アルマス広場Plaza de Armas)と呼ばれる大きな広場を中心に大統領府やカテドラル、市庁舎など街の重要な建物が並んでいます。
カテドラルはペルーで最も古い教会で、征服者フランシスコ・ピサロFrancisco Pizarroの遺体が安置されています。またサンフランシスコ教会Iglesia de San Franciscoには1万体以上の遺骨を安置するカタコンベ(地下墓所)があり、博物館と合わせツアー(英語・スペイン語、常時)で回ることができます。
Lima plaza mayor
旧アルマス広場 Plaza de Armas。リマ歴史地区観光の中心。
大統領府Palacio de Gobierno del Peru、市庁舎Palacio Municipal de Lima、カテドラルCatedral de Limaと重要な建物が公園を囲むように建っています。
色々なイベントの会場になっており、ペルー市民の憩いの場となっています。
住所:Jirón de La Unión Cuadra 3, Lima Lima 1, Peru ‎
casa de pizarro
マヨール広場Plaza Mayorに隣接するように建てられた現在の大統領府は、もともとフランシスコ・ピサロFrancisco Pizarroの屋敷を改装したものです。歴史的に非常に重要な場所となっており、1939年に正式に大統領府として認定されました。
毎日11時45分になると衛兵の交代式が行われます。時間を合わせて見に行きたいペルー観光の名物です。
住所:Jirón de La Unión s/n, Lima, Peru ‎
Catedral
インカ帝国の皇帝アタワルパ(Atawallpa)を処刑したフラシスコ・ピサロ(Francisco Pizarro)が礎石を据えたと言われるカテドラル。インカの人々を太陽信仰からキリスト教へ改宗させることが目的だったと言われていますが、インカ帝国の金を集めるためだったとも言われています。そのため、カテドラル内部は非常に豪華な作りとなっています。また、フランシスコ・ピサロの遺体(ミイラ)も安置されています。
住所:Jirón Carabaya, Lima 15001, Peru ‎
開館時間:
月~金 9:00~17:00
土 10:00~13:00
入場料:10PEN
※オプションで英語またはスペイン語ガイドあり。
※2014年11月現在 1PEN=約40円。
Lima Sanfrancisco tumbo
マヨール広場(Plaza Mayor)の一本東、Jirón Lampa通りとJirón Ancash通りに面する美しい聖堂のある教会です。
リマ歴史地区で初めて世界遺産登録された教会であり、最も重要な建築物のひとつです。修道院が併設されており、内部はセリビアンタイルで美しく装飾されています。より神に近い場所で先人を弔うという意味合いから、地下墓所には2万5千体以上もの頭蓋骨や大腿骨が整然と並べられています。
住所:Jirón Lampa y Ancash, Lima, Peru
開館時間:9:30~17:30
入場料:大人7PEN、子供3.5PEN
※2014年11月現在 1PEN=約40円。
Parque la Reserva2
国立スタジアム(Estadio Nacional)の隣にあるレセルヴァ公園(Parque de la Reserva)で近年人気を集めているのがマジック・ウォーター・ツアー(El Circuito Mágico del Agua)です。魔法の噴水(Fuente Mágica)と呼ばれる園内最大の噴水を始め、35mの水のトンネルや、ファンタジスタの噴水(Fuente de la Fantasia)での音と光のショーが見る者を魅了しています。
レセルヴァ公園
住所:Santa Beatriz, Lima 15046, Peru
開園時間:16:00~22:00
休園日:月曜
噴水ショー開始時刻: 19:15、20:15、21:30