グアテマラのツノゼミ

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グアテマラのツノゼミ

「過剰進化」にあこがれて

初めてその虫を知ったのは2010年12月5日、ブログ「カラパイア」のこの記事どうみても空想上の生物にしか見えないシュール装飾なツノゼミたちの画像)でした。
今から約8年前になりますが、この記事で「ツノゼミ」を知った当時はエクアドルのキトに住んでいました。
“死ぬまでに見たい生き物リスト”の最上位に居た「ガラパゴスウミイグアナ」を見るために、エクアドルの旅行会社に勤めガラパゴスやキト近郊の通訳ガイドをしていたためです。
2010年の9月にエクアドルに渡り、10月には通訳ガイドとして念願のガラパゴスへ早々と行くことができました。憧れだったガラパゴスウミイグアナが水中を泳ぐ勇姿もあっけなく見られてしまい(そこら中に居る)さらに翌月にはガラパゴスダイビングクルーズにも参加して、巨大なジンベイザメやハンマーヘッドシャークの群れ、マンボウやアシカの泳ぐ姿まで見ることができ、”見たい生き物リスト”が空になりかけていた頃でした。

カラパイアでこの写真を見て、次に見たい生き物はコレだ!とグッときたことを覚えています。
当時、ツノゼミに関する詳しい情報はネット上にもあまりなく、カラパイアの記事を元に調べたところ

体長約5mm〜10mmのツノゼミ科、世界中に約3200種
「過剰進化」と呼ばれる説明不可のオリジナルデザイン多し
生息域は主に中南米の新熱帯森林
コスタリカに日本人のスペシャリストが居らっしゃるらしい
東南アジアや日本にもいるらしい

などがわかりました。
これらのキーワードを頼りに、中南米の森に入る機会があるごとにそれらしき虫を注意して探していたのですが、その間にも”ツノゼミ”というワードをネット上で見かけることがどんどんと増えていったような気がします。2013年にはNHKの「ワイルドライフ」でもツノゼミのマニアックな生態がすばらしい映像で公開され、もはや虫好きの中の新天地のような様相を呈して(自分の中で)いき、ますますツノゼミへの憧れが募っていったのでした。

あれから約8年、まさか自分の息子と毎日のようにツノゼミを捕まえていようとは。

というわけで、まずはここ数週間のあいだに近所で見つけたツノゼミの写真を。

#ツノゼミ というinstagramのハッシュタグをかなりの率で自分の写真で埋めてやりました。

グアテマラで「昆虫採集」に目覚める

現在はエクアドルのキトから遠く離れ、中米のグアテマラはアンティグアというこぢんまりした小さな町に住んでいます。
去年引っ越して町からほんの少し山を上った家に移ったのですが、この家の前の山の中を歩いて探すと、珍しいツノゼミがどんどん見つかるのです。
町のある標高1500m地点からちょっと上った1700mくらいの南向きの斜面で、雑木林に見えつつきちんと人の手が入っており、松やユーカリの植林もされている、そんな森の中をよくよく目を凝らしながら歩くと、居るんです。

こいつは今まで見た中で最小、3mmくらいのやつでした

これが面白くて、週末はよく家の前から5歳の息子と”ツノゼミハンティング”に出かけます。
子供の視線のほうがよりツノゼミハンティングに向いているみたいで、息子はいまではマスターツノゼミハンターのごときツノゼミスポット率を叩き出します。

出費ゼロ円でこれだけ楽しめるエンターテイメントはそうそうありません。

ツノゼミの体長は大体5〜大きくても10mm程度です。
主に草木の茎や葉っぱを通る樹液を、自前のストローぶっ刺してジッと吸っているだけの性格っぽいのですが、どうも種類によって好きな味の汁を出す草や木が違うようです。
山を歩きながらツノゼミを見つけたら、まずその植物の葉っぱの形を覚えておきます。次からはその葉っぱを目印に、その植物の茎や葉っぱの裏側を探していきます。
山歩きに慣れていくると目が自然とそうした経験値から蓄積された「居そうな場所」をスキャンするようになっていくので、家を出て1時間で4,5匹は見つけられます。
体長5mmと言っても、その造形はハッとさせられるものがあり、慣れた目にはその変なツノが自然の中で突出して見えてくるので一発で分かるのです。
一発でわかるのに、コレは一体何の擬態をしているつもりなのか?
初めて見るタイプの変な形のヤツを見つけるとかなり興奮します。

(#ツノゼミだけじゃなく森で見かけた#変な虫ももれなくインスタに投稿中です。)

子は虫網と虫かごを持ち、親はマクロレンズをつけたカメラを持ち、道なき山の斜面を歩きつつ、芸術品のような小さな虫を見つけては大騒ぎ。
こんな昆虫採集、日本では考えられなかったけど、5歳の息子はすでにハマっています。そしてお父さんもハマっています。
毎日のように向かいの山に探しに行き、すっかりツノゼミ・アイが鍛えられてしまいました。
ちょっとだけポケモンGO!のノリに似てますが、レアなヤツを捕まえて得られる高揚感と達成感はよりリアルです。

見たかったものが、すぐ近くで見られる幸せ。
色鉛筆で今までに見たことのあるツノゼミを描き分けて、自作の「ツノゼミ図鑑」を作ってみせた息子に、一体この子はこの先どんなものを見たくなるのだろう、という一抹の不安も勝手に抱きつつ…

そんな感じで、このブログでは興味の赴くままに中米の情報を独自路線で書き連ねていきます。

アフィリエイトも始めようと思います。

今一番欲しい本。
というかどうしてもツノゼミたちの和名が知りたいので注文した。

グアテマラは郵便事業がないのでAmazonで買ってお友達に持ってきてもらいます。

By |2018-10-21T14:05:46+00:007月 27th, 2018||0 Comments

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