ハバナ旧市街のアイス屋さん

決して甘党ではないけれど、アイスだけは別。キューバが暑いからというわけでもなく昔からアイスクリームが好きだ。

そしてキューバ人はとんでもなく甘党で、アイスももちろん大好き。有名な国営のアイスクリーム屋さんコッペリアだってあるくらい。キューバでアイスクリーム屋といえば=(イコール)コッペリア、コッペリアのアイスが美味しくないわけではないけれど、ハバナの場合はいつ行っても大行列だし、だいたい2〜3種類のフレーバーしかなく味を選ぶ楽しみがないのも物足りない。

量より質のアイス屋さんが欲しい。

そうかねがね思っていたのだけれど、ここ数年でハバナ市内にいくつかなかなかいけてるアイス屋さんができた。その中で旧市街のお店をご紹介!

Helado’Oro(エラード・オロ)

旧市街散策中に必ず立ち寄るイチオシ、イタリア人がオーナーのアイス屋さん。週1必須、多い時には週3ペースで通っていたことも。自分が食べたいものだから、お客様にオススメしてツアーの途中で立ち寄る事もしょっちゅうだ。コロナの影響で昨年からずっと閉まっていたのだが、2週間ほど前に再び営業しているのを見つけて迷うことなく店へ。

「息子よ、ごめん!母は内緒でアイス食べちゃうからねー」

観光客に人気なのはキューバらしいモヒート。シャーベットタイプのさっぱり味でモヒートに使うミント(Yerba buenaジェルバ・ブエナ)が効いている。チョコレートフレーバーはプレーンなものからブロックのチョコが入っていたり、ホワイトチョコを使ったものなど数種類、フルーツ系はキューバのアイスの定番グアバ、マンゴ、変わったところでグアナバナなんていうトロピカル系フルーツも。

最近のお気に入りはOshún(オチュン)というキューバの宗教サンテリアの神様の名前がついたホワイトチョコとシナモンが効いたオリジナルフレーバー。オープンした頃にあったジンジャーがむちゃくちゃ好みだったのだけど復活してくれないかなあ。
*35CUP(約140円)〜 住所:Aguiar e/ Empedrado y Tejadillo, Habana Vieja

Mango(マンゴー)

ビエハ広場からすぐ。コーンにのったマンゴー?それともアイス?をデザインしたロゴの看板が出ているのですぐにアイス屋さんとわかる。パッと見鮮やかな色とりどりのアイスクリームは、ちょっと柔らかめのイタリアンジェラードタイプ。

フレーバーはオーソドックスでシンプルなものが多く、チョコレート系が数種類とラムレーズン、トリプルミルク、コーヒー、フルーツ系はグアバ、ストロベリー、そしてマンゴーの横によりいっそオレンジ色の濃いものが・・・Mameyマメイ!マメイは小ぶりなフットボールの外観で硬い茶色の皮、果肉は濃いオレンジ色で味は、これが他に似た果物がないからなんと表現して良いのやらいつも困るのだけれど、あえて言えば良く熟れた柿をクリーミーにした感じで、とても甘い。大好きな果物の一つなのだけれどアイスになるとイマイチなことが多い。でも今日は冒険して試してみる。

味は・・・んー!なかなかにマメイだわ。口にした瞬間いっぱいに広がるマメイ感が美味しくて奮発してビックサイズにすればよかったと後悔した。
*40CUP(約160円)〜 住所:Teniente Rey e/Cuba y San Ignacio, Habana Vieja

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