キューバへの救援物資、各家庭へ配布はじまる

7月以降、キューバのコロナ感染状況は悪化したままで、8月も前半高い水準で新規感染者数、死亡者数が推移している。一向に良くならない状況にもう慣れてしまって、毎日の保健省の報告にも驚かなくなってしまった。

こんなキューバの深刻な状況に対して海外からも多くの支援物資が送られてきている。日本からも援助の手を差し伸べようという動きがあることは先日書いた。ここ1ヶ月ほどで主に食料品や医療機器、医薬品などが、ロシアや中国、ベトナムといった社会主義国で普段から関係の深い国々だけでなく、近隣の中南米の国やカナダといった20数カ国から届いているらしい。アメリカからも支援団体が注射器を寄付したというニュースもあった。

医療関連の品は直接病院へ運び込んで使い、注射器はワクチン接種に早速利用されていることだろう。

で、食料品はどうするのか?

と日々の食料確保に奔走する国民は注目したわけだが、到着した先から仕分けして袋詰めにされ各家庭に配布されることになった。日本では災害時の支援物資を被災者に届けるのに、時間がかかったり、必要なものが必要な人に届かなかったりと問題が発生することもあるらしいけれど、今回キューバの場合、否応なしに国が決めたやり方でチャッチャとすばやく対応した。緊急だから、当然といえば当然。

こんなとき、キューバには配給システムという便利なものがあって、国の隅々、国民の一人一人にまで確実にものがいき渡る。今回も配給所を介して、各家庭に袋詰めにされた食料品セットが早速配布されはじめた。普段の配給品は決して無料ではないのだけれど、今回の支援物資は全て無料で1家庭につき1袋。内容は地域や配布されたタイミングによって多少違いはあるようだけれど、米、パスタ、豆類など主に炭水化物の袋詰め。

昨日から我が家の属する配給所でも配布が始まって、早速取りに行ってきた。

米、スパゲッティ、マカロニ、緑豆、砂糖。それぞれポルトガルやトルコ、イラク産のものだった

スパゲッティ、最近は外貨ショップへ行っても売っていなくてしばらく食べていなかった。息子のリクエストで、今日のランチは早速スパゲッティ!

ランチに麺類、ありがたい!

しばらくは多少バラエティーのある昼食が準備できそうだ。

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