キューバのコロナ近況 2021.6

キューバのコロナ感染状況はここ数ヶ月ほとんど変わらない。4月ぐらいから毎日の新規感染者数が1,000名を超えるのは当たり前となって、これを下回った日は数えるほどしかなく、1,000〜1,100名ぐらいを見事といっていいくらいキープしていたのだけど、ここ数日百の位の数字が2、3、4と上昇して先日6月14日はついに1,500超え、最高記録を更新してしまった。

2021年6月15日23時59分現在の感染状況:新規感染者1,403名(ハバナ339名)、現状陽性者7,625名、累計感染者161,997名、累計回復者153,189名、累計死亡者数1,118名

一方でワクチン接種は順調に進んでいて、先週までの集計で約200万人が1回接種を終え、合計3,632,080回の接種が行われた。今週からは新たにハバナのいくつかの地区で接種が始まり、18歳以下の子供に対するテスト接種が始まった。私も先週3回目の接種をして無事完了。

今後、デジタルカードも発行できるよう準備中だとか。

感染状況が深刻なハバナはワクチン接種が最も進んでいるが、ここ数日全国の感染者数が増加しているのに対して、少しずつ減少傾向にある。ワクチンの効果が早くも出ているという一方で、ハバナの検査数が減っているから陽性者も少なくなっているだけだという声もあり・・・本当の効果が判明するのはもう少し先かもしれない。何れにしても、ここにきて再度全国の新規感染者数が増加していることだし、まだまだ各自が感染予防策をしっかり取らないと、とわかっていてもやはり規制疲れ、気の緩みは否めない。

ところでハバナのコロナ感染予防のための規制に変わりはない。マスクの着用とソーシャルディスタンスの厳守、レストランなどの店内飲食禁止、博物館・娯楽施設・プール・ビーチなどの閉館閉鎖は継続中ではあるが、公共交通機関は乗車人数を規制しながらも夜間以外は運行しているし、そのほか最低限の経済活動や公共機関の機能は続行している。

そして学校は相変わらずお休みのまま。通常なら6月末には夏休みに入るがこの間に臨時開校する気はなく、このまま8月末までは休校し9月に新学期開始、新学年へは進級せずに現行の学年を来年1月まで続行する措置を取ることが先日発表された。

再び登校できる日はいつになるやら・・・

まだまだ続く毎日が夏休み状態。この生活にすっかり慣れてしまって、どうやって過ごそう、子供に何かさせなきゃなんてとっくに考えなくなってしまった・・・いかんな、緩みすぎ。

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