キューバ近況 コロナウィルスCovid-19の影響

コロナウィルスCovid-19 が猛威を振るい、世界中が前代未聞の(少なくとも私が生きてきた半世紀では)大混乱。中国に始まり、日本含めてアジア諸国からヨーロッパへ感染拡大し、2月末になるとキューバでも国を挙げての予防キャンペーンが目立つようになり、それでも1ヶ月前までは、「遠くで起きていること」と楽観していた部分もあった。

3月11日にキューバでもコロナウィルスの感染者が確認され、日に日に感染者が増えていき、ついに今週3月24日からは外国人の入国禁止、学校が休校、国際線や地方を結ぶバス路線の運休、イベントの中止・・・と瞬く間に日常生活に様々な支障が出てくることになると、さすがに明日は我が身と心配。

観光客相手のレストランや土産物屋、博物館なども閉まり、キューバ名物クラシックのオープンカーは姿を消した。外出禁止令までは出ていないけれど、政府からは「不必要な外出は控えるように」と御達しがあったこともあり、街ゆく人も少ない。普段はべシート(頬にキス)して抱き合うキューバ式挨拶もなし、街角で大声で話す人や道で遊ぶ子供たちの姿は見えず、いつも満員のバスも空いている。なんと寂しいハバナの街。

ハバナの中心地、国立劇場の前いつもはクラシックカーがずらりと並ぶ。
今日のハバナ。寂しい・・・

ほんの2、3日前まであった普通の日常が目に見えないウィルスの脅威によって奪われる・・・映画の世界が現実になる恐怖。

今回のキューバ政府のとった措置は今後30日と発表されているから、これからしばらく続く非日常。家族と自分の健康を守るべく感染拡大防止に協力して、一刻も早く世界中で終息して、あたりまえが早く戻ってきますように。

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