カルタヘナの旅行情報

コロンビアの北部、カリブ海に面した港町カタルヘナは、スペインによるアメリカ大陸最初の植民地であり、アフリカ人奴隷が解放された最初の場所の一つでもあります。スペイン植民地時代の歴史的建築物が現存することから、1984年に世界文化遺産に認定されています。鮮やかな色の建物、歴史の詰まったロマンティックな通りや広場、美しいビーチ、多彩なグルメとホテル、充実したナイトライフ、文化フェスティバルなど見どころの尽きない、国内きっての観光地です。

カルタヘナについて

カルタヘナはコロンビア北部の海岸、カリブ海に面しており、コロンビアで最も観光客の多い観光都市です。一年で最も混む時期は12月と聖週間(Holy week)です。平均気温27.7℃で、年間を通じて18℃~30℃と非常に温暖な気候です。コロンビア独自の様々な人種が混ざり合って、独特の文化を形成しています。
素敵なレストランやクラブ、海に面したホテルなどがある城壁コロニアルシティ(The Walled Colonial City/Ciudad Amurallada)と、ジョギングや日光浴に最適な静かなビーチがあるボカグランデ(Bacagrande)の2つの主要な地域に分けることができます。
旧市街は徒歩での観光がオススメ!
旧市街は徒歩での観光がお勧めです。色鮮やかな建物が並ぶ街並み、城壁の上には大砲が並べられ、ここがいかに重要な街だったかが垣間見れるでしょう。市内にはたくさんのバスが走っており、様々な地域へ足を運ぶことができます。夜は暖かい光に包まれ、至る所から音楽が聞こえ、昼間とはまた違った面を見ることが出来ます。カルタヘナの港からはボートも出ており、ロサリオ島(Islas del Rosario)やプラヤ・ブランカ(Playa Blanca)に行くことができます。

カルタヘナの地図

カタルヘナへの行き方

カタルヘナへはバスまたは飛行機でアクセス出来ます。
また、世界の様々な場所からクルーズ客船が訪れ、ハイシーズンには、その数は100隻以上にのぼります。

飛行機で

市街から約4.5km、車で15分ほどの位置に、ラファエル・ヌニェス国際空港(Rafael Núñez International Airport)があります。ボゴタ、メデジン、カリ、ペレイラ、サンアンドレスから国内線が就航しており、国際線は、ボゴタのエルドラド国際空港で乗り継ぎ、ラファエル・ヌニェス国際空港に接続となります。

バスで

カルタヘナには近代的なバスターミナルがあり、バランキージャ、サンタマルタ、シンセレホ、モンテリア、メデジンなどの都市からの移動が容易にできます。

カルタヘナの主な見どころ

カルタヘナは城壁に囲まれた旧市街があり、メインエントランスには時計塔があります。
城郭都市はセントロ、サンディエゴ、ヘツェマニートと近代的なラ・マトゥナというエリアを含みます。
カルタヘナでもっとも古い地域は、ヘツェマニにあるプラザ・トリニダードの辺り。500年たった珊瑚石の砦と城郭都市が見事に残っており、スペイン植民地時代の建築をご覧いただけます。
荘厳な建築があり、昔の雰囲気を感じることが出来る旧市街、徒歩や馬車での観光をしてはいかかでしょうか?

この城は、ヨーロッパへ運ぶ金を海賊から護るために、1657年、オランダ技師リチャード・カー(Richard Carr)により設計されました。
この要塞は南米でも最も堅牢な要塞の一つとされています。
中は迷路のようになっており、工夫された通路や隠し倉庫などがあります。イギリス人は背が高く、スペイン人は背が低いので、通路の天井を低く作ったと言われています。このような工夫された通路などを探しながら見ていくのも面白いですよ。40mの丘の上に建っているこの要塞は、現在では展望台としても人気で、カルタヘナの町と海が見渡せる素晴らしい景色を楽しむことができます。
旧市街から徒歩15分。
営業時間:8:00~6:00 入館料:COP$17.000


標高187m、カルタヘナで一番高く、頂上から港を見渡すことができる絶景の場所です。
白い高層ビルは統一された一つの集団のようで、海の青とのコントラストを是非ご覧ください。
頂上にはカルタヘナ最初の修道院があり、美しい中庭や祭壇などが見られます。
カルタヘナの美しい夜景はカリブのムードと相まってとても美しく、このスポットはカップルで訪れるのにオススメです。
入場料:COP$8,000 (丘頂上への手段はタクシー利用をお勧めいたします。)
宗教裁判所跡はバロック建築の美しい白亜の建物です。
スペイン人が他宗教者、およびカトリックの教義に反する者(不倫や婚前交渉、姦通、黒魔術など)を異端とし、裁判、拷問などを行った場所です。
ここには拷問部屋もあり、実際に使用された拷問器具が展示されています。
この異端裁判は約200年も続きました。美しい街に存在した血塗られた歴史を感じることができるでしょう。
旧市街、プラザ・デ・ボリバール(Plaza de Bolivar)にあります。
COP$15.000で英語のガイドあり。
17世紀にイエズス会によって建てられ、その後改築、1921年にはドームが加えられました。
ここには修道院も併設されています。内部の大聖堂は素晴らしく、祭壇、ステンドグラス、上部にあるパイプオルガンが重厚な雰因気を醸し出しています。
スペイン人神父のべドロ・クラベールという奴隷解放に尽力した人物の遺骨が祭壇の奥に収められています。
教会の前に立っている像が彼です。
夜は教会全体がライトアップされ、また違った美しさを見せてくれます。
旧市街、税関広場(Plaza de la Aduana)近く。
営業日:月-金 8:00-17:30 土日 8:00-16:00 COP$7,000

カルタヘナのアクティビティ

コロンビアの人気リゾートカルタヘナは、観光客に向けたアトラクションも充実しています。

カルタヘナの街に隣接している海は、カリブと言えど人口の多さからあまりきれいではありません。
船で少し移動すると、いわゆるきれいなカリブ海、サンゴ礁やマングローブが広がる素晴らしいビーチを堪能することができます。
海水浴におすすめなのはプラヤ・ブランカ(Playa Blanca)です。白い砂で出来た島で、港から朝出発する1日ツアーに参加すれば街よりも数段クリアな海を満喫できます。
また、ロサリオ島(isla del rosario)行きのツアーも人気で、この島ではイルカと一緒に泳ぐことができます。
Cholon港のスポーツバルというレジャー施設兼レストランでは、海上スポーツ、ボートツアー、エコハイキングなども楽しめます。
カルタヘナに行ったら目にするであろうチーバ・バス(Chiva Bus)。
カラフルな光と大音量の音楽を流しながら街中を走っています。
バス上では飲んだり踊ったりしながら皆楽しい時間を過ごしています。はじめて目にした時はびっくりするかもしれませんが、乗っている人たちの楽しそうな笑顔を見ていると、なんだかワクワクしてきますよ。南米の陽気な時間をチーバ・バスで体験してみませんか?
バスには様々な場所から乗ることができます。
最後に、アクティビティではありませんがカルタヘナでのおすすめの食べ物をご紹介します。コロンビア・カリブ料理は、地元の農産物と、海からとれる魚介類など材料はバラエティーに富み、様々な味があるので、種類が豊富です。
包み肉チャーハン(Arroz con carne en tabaquito):ブロック状に小さく切った塩で煮込んだ肉をまぜたご飯です。深みのある香りとうま味があります。
サンコチョ(SANCOCHO):コロンビアの代表的な家庭料理で、緑のプランテインバナナ、ユカ(キャッサバ芋)、ポテト、コーン、チキンなどをじっくり煮込んだスープです。付け合わせのガーリックライスとアボカドと一緒に食べても美味しいです。
モハラフリッタ(Mojarra frita):白身魚を揚げた簡単な家庭料理で、たっぷりのライムとサラダ、フライドポテトなどと一緒に盛り付けられます。
ジュース:果物の種類が豊富なコロンビアでは、様々なフレッシュジュースを楽しむことができます。