年間アーカイブ: 2018

6月 2018

キューバ西の端っこでダイビング! マリア・ラ・ゴルダ 

2018-07-17T07:42:39+09:00

キューバの西の端にある有名なスキューバダイビングスポット、Maria La Gordaへ行ってきた。ハバナからひたすら西へ、ピナールデルリオのタバコ畑を横目に走ること5時間少々、集落もなくなり森の中の1本道を進み、前面に海が広がるのが見えたら島の端っこはもうすぐ。キラキラ輝く水面の脇の道を行き、ダイビングの拠点ホテルマリア・ラ・ゴルダへ到着。 ダイビングを翌日に控え、前日はゆっくりと過ごすのがいい。といってもホテルには娯楽施設もなく波の音を遠くに聞きながら休むしかない。 夜、空を見上げてハッとする。水平線までびっちり満点の星。 「すごっ!」   翌朝、海は波もなく静か。 午前中のボートが出るのは10時半。10時、ダイビングセンターでライセンスのチェックやレンタル器材の受け渡しをして、いよいよボートへ乗船して出発する。インストラクターは若いキューバ人男性、英語とスペイン語でダイビングポイントと注意事項の説明をしてくれた。バディを組んでいざ海の中へ。   水深8-15m程度、透明度も良く周辺は流れも少ないため、初級者でも比較的安心してダイビングを楽しめる。熱帯魚は言うまでもなく、海ガメも多く生息し黒珊瑚が有名な地域。海底トンネルのあるポイントにも案内してくれた・・・ と、ここまで書いておきながら今回、私は潜っていません。ダイビング歴はあるものの過去10年以上やっておらず、残念ながらお客様の海上補助に徹しました。それでもシュノーケリングぐらいは、と水に入り水中をのぞくと・・・魚の大群にモゴモゴと水中で声をあげて一人はしゃぎまくり。 次回はブランク克服して潜る、と心に決めてマリア・ラ・ゴルダを後にしたのでした。 キューバの美しい海、白い砂浜、ビーチでのんびり。快適リゾートももちろんいいですが、アクティブな方にはスキューバダイビングで水の中まで楽しむこともお勧め。 キューバにはたくさんの魅力的なダイビングスポットがあり、世界中のダイバーたちを魅了しています。地形や海流の関係で、比較的上級者向けのスポットが多いと言われますが、初級者やダイビングを始めて間もない方でも楽しんでいただけるポイントもあります。カリブ海でダイビングを是非!

キューバ西の端っこでダイビング! マリア・ラ・ゴルダ 2018-07-17T07:42:39+09:00

キューバ最新インターネット事情

2018-07-17T07:43:01+09:00

今や世界中どこへ行っても、少なくとも各国の都市部では手軽に、多くは無償でインターネットサービスを受けることができます。それによって旅のスタイルも大きく変わったのではないでしょうか。 ガイドブックも地図も持たずに現地入り、ホテルやツアーだって現地に着いてから探して予約、決済も全てネットをつなげばOK!あれこれ惑わされるほどの口コミ情報も入手できます。 でも、キューバではこの新たな旅のスタイルは通用しませんのでご注意を。ここ数年で一気に携帯電話が普及し街中を見るとスマホ保有率も高いのに気が付きますが、ネット接続が必要となる機能はほとんど使用することができません。なぜならどこでもすぐにインターネットへ接続できるわけではないから・・。 キューバのインターネット環境は非常に遅れていて、一般の市民が気軽に接続できるようになったのはここ数年のことなのです。それ以前は限られた職種の人が職場で、あるいは街に数カ所あるSala de Navegaciónと呼ばれるネット接続可能なパソコンを数台おいた施設に行ってつなぐしかありませんでした。観光客はホテルのビジネスセンターで1時間6-8CUC(700-900円)支払って眠くなるほど遅いサービスを使うしかなく、私も10数年前に滞在していた時はいつもメールのチェックぐらいしかできなかったことを覚えています。 それが2015年から一般向けに、主に公園などの公共施設でWifiが設置されるようになりました。 もちろん有料ですがその価格も当初1時間2CUC(約240円)だったのが現在では半額の1CUC、決して安くはないのですが、海外の多くの家族を持つキューバ人にとってはより手軽なコミュニケーション手段として重宝されています。街中のWifiスポットもここ1年ほどで倍近くに増えたのではないでしょうか。 そしてついに昨年からは一般家庭へのネット接続サービスが開始されたのです。皆が平等、社会主義のキューバですから、今後少しずつ「全国すべての家庭に設置する」というのが政府の方針です。果たしてこれから何年かかるかわかりませんが・・・ それはさておき、こうしたネット環境の変化はキューバを観光する人にとってもありがたいことです。ホテルとともに多くの観光客が利用するカサパルティクラルにも、最近では「Wifiあります」を売りにするところが出てきました。中には宿泊客に数時間を無料サービスしてくれるところも! 確かにここ数ヶ月でその数がグッと増えたように思います。他の国と比較するとまだまだですが、少しずつキューバのインターネット環境も改善されてきていると言えるでしょう。 旅行中くらいはインターネットから離れて過ごすのも良いかと思いますが、いざという時、またお仕事柄どうしてもメールチェックが必要という方もいらっしゃるかと思います。そんな方にはWifiサービスのあるカサを提供することもできますので、どうぞお申し付けくださいませ!

キューバ最新インターネット事情2018-07-17T07:43:01+09:00

ウェディングフォトセッションinキューバ!

2018-07-17T07:43:11+09:00

ここ最近お問い合わせが増えてきているキューバウェディング。先日、ハバナにて撮影をしてきました。 ハバナといえば、コロニアル調の古い建物の街並みにクラシックカー、そんなイメージを持つ方が多いと思いますが、この街の魅力はそれだけではありません。旧市街を歩けば、時が止まったような街並みを舞台にして、キューバ人の日常生活を覗くことができます。 何をするわけでもなく家の前に座り込む人、陽気な野菜売りのおじさん、窓の隙間から道をのぞく人、クラシックカーを修理する人、ボコボコになった随分年季の入ったボールを追いかけ走り回る子供たち、軒下にテーブルを出してドミノ勝負をする超本気モードのおじさんたち、あまりに熱心すぎて何やら大声でハッスルしていたり。シャッターチャンスに溢れるこの街は、歩けど歩けどフォトグラファーの私を飽きさせることがありません。 キューバウェディングのフォトセッションには、そんな街の生活風景も取り入れながら、時には地元の人も巻き込み、ローカルな日常に触れられる面白さがあります。 毎年雨季に長期出張して行うウユニ塩湖や、自然の中で行うロケーション撮影とはまた違った感覚で、いつどんなハプニングに遭遇するかわからない予測不能のライブ感があります。      例えば、通りすがりのクラシックカーが突然ファインダーに入り込んできたり。 それがまたキューバらしくて、絵になるんですね。通行人のおじさんもさりげなくもにこやかに乱入。 これもなんだか絵になります。「フォト!フォト!」と押し寄せてくる元気いっぱいの子供たちとの共演。 これまたファインダー越しの世界が一気に賑やかに。各々のカップルが遭遇するハプニングは唯一無二。 撮影する側も、いい意味でいつもどきどきワクワクします。 6時間のセッションの中では、旧市街での撮影、クラシックカードライブ、革命広場やハバナの森での撮影、色々な場所を訪れます。 例えば、先日撮影したカップルはこんな感じでした。   カップルT様の場合 ①ご滞在先へお出迎え。ハバナ旧市街でセッション開始 支度を済ませたら、いざ旧市街散策へ 通りすがりの地元の人もおめでとう!と祝福してくれます。 カラフルな壁際に座ってみたり 車好きの新郎様は修理中のクラシックカーに興味津々 旧市街の子供たちと 家から道を覗いていた家族がおめでとう!と祝福してくれました。 マーケットの女性たちも交えて   ②クラシックカーでドライブ マレコン通り、ハバナの森や革命広場へと向かいます。途中下車でセッション。 マレコン通りでの撮影、ドライバーも撮影に協力してくれました。 海の見える景色を背景に撮影 ハバナの森にてセッション   ④モロ要塞へ、夕陽撮影 夕暮れ時のモロ要塞から海を眺める二人。   ⑤最後はモヒート乾杯で締めくくり モヒートで乾杯しながら街灯の下で。   T様からは、予め具体的な撮影イメージを伝えてもらっていたことと、夕陽セッションのリクエストもいただいていたので、それを実現できるように、開始時間設定と行程を提案させてもらいました。 街灯の下でモヒート乾杯をしてみたいというリクエストも面白かったので、モロ要塞での夕陽セッションを終えてからバーで乾杯、撮影終了という流れでした。 風景も人間模様も、あらゆる意味でカラフルな街ハバナ、キューバ。 フォトジェニックなキューバはいつ来ても、そこにしかない独特の空気があります。 色鮮やかで個性的なウェディングフォトセッションを求めるカップルには、キューバ、是非おすすめです!  

ウェディングフォトセッションinキューバ!2018-07-17T07:43:11+09:00

ハバナでスペイン語レッスン

2018-07-17T07:43:18+09:00

先日、ハバナでスペイン語レッスンへお申込みいただいたお客様のお手伝いをするために、スペイン語教室へ行ってきました。ハバナ旧市街にあるこのスペイン語教室はサルサ教室も併設していて、いつも生徒さんで賑わっているのですが、この日はサルサレッスンはお休みとのことで、いつもより静か。   今回授業担当のイサ先生は、この日やってくる生徒さんのために教室を開けて待っていてくれました。建物内はコロ二アル調でパティオもあり、色使いがステキ。待ち合わせ時間の朝9:00、生徒さんが教室へ到着。先生の紹介と教室案内をした後、レッスン教室へ移動します。   「 今日は他に生徒さんもいないので、教室は独り占め状態ですよ。中庭での青空教室もいいし、好きな場所で授業を受けられますよ!」と、にっこり笑顔のイサ先生。早速、普段はサルサ教室も開催されることがある鏡張りの教室にてレッスン開始。 授業がはじまると、スペイン語で自己紹介を始めるイサ先生。 “Hola!Mucho gusto. Mi nombre es Isa. Como te llama?” 「こんにちわ。はじめまして。私の名前はイサです。あなたのお名前は?」 Me llamo 〜.「私の名前は〇〇です。」 この日の生徒さんは日本でも少しスペイン語の勉強をしていたそうで、簡単な受け答えができていたので、さらに会話は進みます。 En donde vives?「どこにお住まいですか?」 Yo vivo en japón.「日本に住んでいます。」 こんな感じで、自己紹介の会話の中から、先生は生徒さんのレベルをチェックしているようです。 もちろん、まったく初めての初心者であれば、最初の段階で先生もゆっくり噛み砕いて教えてくれるのでご安心を。先生は英語も話すので、本当にわからない場合は英語で説明してくれることもあります。生徒さんは一日3時間のレッスンを2日連続で希望していたので、計6時間のレッスンを受けました。 スペイン語には、日本語にも英語にもない動詞の活用法があります。一つの単語に何種類もの活用があるのですが、各単語にある語尾の特徴と共通点が見えてくれば、徐々に慣れてきます。まずは現在形から。そして、過去形、未来形、と少しずつバリエーションを増やして活用の法則を学んでいきます。この生徒さんは、2日目のレッスンでは、過去形を学ぶところまで進めることができたそうです。すばらしいですね! 授業後は、レッスンで覚えたフレーズを滞在先のカサやストリートで早速実践してみたら、きっと旅の楽しみも倍増しますね!ちょっとしたスペイン語が話せるだけで、陽気でフレンドリーなキューバ人は道端でもすぐに仲良くなれます。 中南米では英語が通じない国も多いので、スペイン語で現地の人と交流できたら、旅の仕方にも広がりがでますね! あわせて読みたいお勧め記事 ↓↓↓↓↓ キューバで踊る!

ハバナでスペイン語レッスン2018-07-17T07:43:18+09:00

5月 2018

カバーニャ要塞 Cañonazo大砲の儀式

2018-07-17T07:43:26+09:00

ハバナ旧市街からハバナ湾を挟んで対岸を望むと、湾の入り口に灯台を備えたモロ要塞、そこから連なるように左右に長いカバーニャ要塞を見ることができます。これらは旧市街側にあるプンタ要塞、フエルサ要塞とともに16世紀以降スペイン統治時代に、外敵からハバナの街を守るためにつくられたものです。このうちカバーニャ要塞は他の要塞より遅れ18世紀の後半、キューバが1762年イギリス軍の攻撃を受け1年間だけイギリスに占拠されたのち防御施設強化のために建設されました。 このカバーニャ要塞ではスペイン統治時代から続く「Cañonazo(カニョナッソ)大砲の儀式」が毎晩行われています。これは当時ハバナの街を囲んでいた城壁の木扉を閉める合図として毎晩8時に大砲が打ち鳴らされていたのを、セレモニーとして今に受け継いでいるものです。現在は夜9時に行われており、その様子を間近で見学することもできます。 旧市街からタクシーで約10分、カバーニャ要塞入り口へ到着します。毎晩多くの観光客が訪れることもありますが、せっかくなのでカバーニャ要塞内の見学も兼ねて少し早めに行くと良いでしょう。要塞内にはチェゲバラの執務室が資料館として公開されており、こちらの見学も可能です。 8時半。儀式を行う付近の明かりが消され、18世紀の軍服スタイルの傭兵が列をなして登場します。行進しながら大砲の設置された壇上に進み松明を点火、炎に灯されながら、奴隷スタイルの一人が儀式の歴史や背景について語ります。その後は隊長の掛け声に従って、傭兵たちが砲口に火薬を詰め大砲を撃つ準備をひとつひとつ行っていきます。鼓笛の轟が高まり、見学する人たちも緊張してジッと大砲を見つめる中・・・     ドーン!               9時ちょうどにお腹に響く大きな音。それは旧市街だけでなく、広くハバナ市内で聞くことができるほどです。これら一連の儀式を見た後は、もう一度対岸に広がるハバナ市街に目をやってください。ネオンのギラギラした都会の夜景とは違った柔らかい光に灯された美しいハバナの街にうっとりすることでしょう。 ハバナ滞在中の間に一度是非、大砲の儀式を見にお出かけください。オンリーワントラベルではご滞在先へ車で送り迎え付きのオプショナルツアーもご用意しております。

カバーニャ要塞 Cañonazo大砲の儀式2018-07-17T07:43:26+09:00

ハバナの中華街

2018-07-17T07:43:33+09:00

世界どこの国に行ってもだいたい存在する中華街ですが、もれなくキューバにもあります。今回は他の国とは雰囲気が異なるキューバの中華街についてご紹介したいと思います。 中華街は首都ハバナにありますが、少し分かりづらい場所に位置しています。ハバナを訪れたら必ず一度は目にするであろう旧国会議事堂、そこに隣接するDragones(ドラゴネス)という名前の通りがあります。そのDragones通りがはじまる場所に「華人街」と記された大きな門があります。そこから少し歩くと中華街です。 日本で中華街というと中国人が経営する中華料理店やお土産屋が多く軒を連ね、観光客で賑わっているイメージですが、ハバナの中華街はそれとは大きく異なります。 というのも、現在この地区にはそれほど中国人が住んでおらず、歩いていてもほとんどキューバ人しか見かけないので、中国の要素はあまり感じられません。それにはキューバの歴史が関わっています。 (Zanja通り沿いにある孔子像) キューバに最初にやってきた中国人は1840年代末、奴隷貿易の衰退に伴って生じた労働力不足を補うために中国からやってきた労働者だと言われています。その後、1920年からの10年間でハバナの中華街はラテンアメリカで最も大きいアジア人地区になり、洗濯屋、薬局、劇場などが開店し街は賑わいました。 しかし、1959年にキューバ革命が起きると、1960年代に多くの中国人たちがアメリカに移住するためにキューバを去りました。彼らはお金を稼ぐために中国からやってきたので、社会主義化してしまっては富を得られないと判断したのでしょう。その後、中国人がいなくなったことでかつての賑わいは失われました。1990年代からは、その観光的側面を考慮してキューバ政府によって中華街への資金投資が始められたそうです。 このような歴史があって現在は多くのお店はありませんが、中華料理を食べるのであればCuchillo(クチージョ)通りに行ってみてください。狭い通りに中華料理店が何軒か集まっていて、中国人ではなくキューバ人が店前で客引きをしています。「中国城」と書かれた入り口が目印です。ちなみにクチージョは、日本語で「ナイフ」という意味です。   観光スポットとしては物足りないかもしれませんが、孔子の像があったり、よく見ると通りの名前が中国語で書かれていたりと、各所に中国が垣間見えて面白いです。(ほとんど)中国人のいない中華街、近くに行かれた際はぜひ訪れてみてください。

ハバナの中華街2018-07-17T07:43:33+09:00

キューバの英雄ホセ・マルティ

2018-07-17T07:43:41+09:00

キューバには歴史上の人物の肖像や記念碑が多くありますが、有名であっても日本人にはあまり馴染みのない人物もいます。その人物について少しでも知っていると、より理解が深まり旅行を楽しむことができます。そこで、今回は特にキューバで代表的な人物「ホセ・マルティ」についてご紹介します。 キューバというと革命を成し遂げたフィデル・カストロやチェ・ゲバラがとても有名ですが、このホセ・マルティも現在のキューバを語る上で欠かせない重要な人物の一人です。キューバの首都ハバナにある国際空港の名前になっているだけでなく、街を歩いていると彼の記念碑や彼の名を冠した学校、通り、公園などを多く見かけます。   1853年スペイン人の両親のもとホセ・フリアン・マルティ・ペレスはキューバのハバナで生まれました。学校では詩人で独立運動家であったラファエル・マリア・メンディベという人物に教わり、ここでの教育が後の彼の思想に大きな影響を与えたとされます。1868年スペインからの独立を求めてキューバ国内で第一次独立戦争が始まると、当時15歳であった彼は風刺雑誌等の編集に参加し、独立運動家たちと交流をもちました。その結果、捕まることになり最終的にはスペインに送られました。 キューバから追放された後はスペインの大学で学び、フランス、メキシコ、アメリカなど各地を転々としながら執筆活動を続けました。彼は詩人であり、独立運動家でもありました。各国で文学活動や仕事をしましたが、キューバ独立の思いを捨てきれなかった彼は1892年ニューヨークでキューバ革命党を結成し、1895年には第二次独立戦争を開始しました。しかし、同年、前線で凶弾に倒れ、独立達成を前に42歳で亡くなります。   (革命広場のホセ・マルティ記念館)     (パルケ・セントラルにある肖像) マルティは米国の軍国主義がラテンアメリカにも及び、その支配下になることを懸念していました。彼の死後、米国が第二次独立戦争へ介入することで、キューバはスペインからの独立を果たしますが、実質的に米国の支配下になりました。皮肉にもマルティの懸念は現実のものとなってしまったのです。しかし、彼の思想はその後に起きるキューバ革命の立役者たちに大きな影響を与え、革命後は米国の支配からも離れてキューバは完全な独立を果たします。 彼の思想、文学は現在まで受け継がれており、キューバでは英雄として称えられています。ハバナを代表する公園パルケ・セントラルにある肖像、革命広場にそびえ立つ大きな彼の肖像からも、彼がキューバを代表する英雄であることが良く分かります。 ホセ・マルティに関する場所はキューバ各地にたくさんあります。キューバを旅行される際は彼にまつわる場所を訪れ、現在のキューバを作り上げるのに貢献した英雄に思いを馳せてみるのもいいいかもしれません。

キューバの英雄ホセ・マルティ2018-07-17T07:43:41+09:00

3月 2018

チェ・ゲバラの街、サンタクララ

2018-07-17T07:43:51+09:00

キューバ中央部に位置するVilla Clara(ビージャクララ)州、その州都がSanta Clara(サンタクララ)です。内陸にあり産業に乏しい地域ですが、サンタクララはChe Guevara(チェ・ゲバラ)の街として知られ、多くの観光客が訪れます。なぜ、チェの街なのか?それはキューバ革命最終段階で、革命軍の勝利を決定づけた重要な戦いの舞台となった歴史的な場所で、その戦いを率いたのがチェだったからです。 1956年12月、メキシコに亡命中だったフィデルカストロらがグランマ号(使用された船)にてキューバ東部に上陸、シエラマエストラを拠点に首都ハバナを目指してゲリラ戦を展開、地方の貧困層を味方につけ革命軍は徐々に勢力を増しながら西へと進んでいきました。当時の戦況と地理的な条件からして中央部の重要都市サンタクララを落とせば、革命軍の勝利は決まるだろうと言われていたのです。 1958年12月には革命軍がサンタクララへ入り政府軍と交戦、その際に政府軍はハバナから大量の兵士と武器を送り込み、その兵力は3000~4000人に達しました。それに対して革命軍はわずか300人ほど。この革命軍のトップ司令官にいたのがチェでした。チェは戦力では到底かなわない政府軍に対して巧みな戦術を使って、勝利を収めます。 サンタクララを革命軍が征服、陥落したのが12月29日、そのわずか3日後1959年1月1日未明にはバチスタ大統領が国外亡命し、革命軍の勝利宣言が発表されました。 サンタクララではこうしたキューバ革命最終段階に置ける戦いの軌跡をたどる場所や、チェの霊廟と資料館が観光スポットとなっているのです。   Plaza de la Revolución(革命広場) サンタクララの革命広場の中央壇上には大きなチェの像が立つ。同じ壇上にはサンタクララでの戦いの様子を描いたレリーフ、チェがフィデルに宛てた「最後の手紙」が刻まれた石碑が置かれる。     Monumento Ernesto Che Guevara(チェ・ゲバラ記念館、霊廟) 革命広場の壇上裏側に霊廟と記念館がある。霊廟にはチェの最期の地、ボリビアで戦った同志たちと一緒にチェが眠る。記念館にはチェの子供の頃からの資料や写真、記念の品が展示されている。 Monumento a la Toma del Tren Blindado(装甲列車襲撃記念碑) サンタクララの戦いでの勝利を決定的にしたのが、1958年12 月29日政府軍の装甲列車襲撃だった。ハバナから政府軍の装甲列車がくることを事前にスパイを送り込んで察知していたそうで、列車を襲撃することで大量の武器を剥奪、兵士を捕虜とし勢力に乏しい革命軍を勝利に導いた。装甲列車を襲撃したまさにその場所に記念碑がつくられ、列車の展示とともに見学できる。 Estatua de Che(子供を抱いたチェの銅像) サンタクララの共産党本部前にあるチェの像。 子供を抱いてまっすぐ前を見るチェの姿が印象的。 Loma del Capiro(カピーロの丘) サンタクララの街を見渡せる小高い丘、この上に元々は政府軍の砦があった。サンタクララ入りしたチェの部隊はまずここを攻撃して革命軍の拠点とし、チェはサンタクララの街を眼下に作戦を練ったそう。現在は大きなキューバ国旗と26 de julio(7月26日運動)の旗が掲げられ、チェのレリーフを嵌め込んだモニュメントがある。   オンリーワントラベルのツアーでは、トリニダへ行く途中でサンタクララを見学します。時間がないけど、どうしてもサンタクララでチェに会いたい!という方は、ハバナやバラデロ滞在中に日帰りで訪問することも可能です。 ハバナ〜サンタクララ(275km)3時間30分 バラデロ〜サンタクララ(185km)2時間45分

チェ・ゲバラの街、サンタクララ2018-07-17T07:43:51+09:00

キューバーで試したいフルーツと野菜

2018-07-17T07:43:58+09:00

今日は、キューバーで食べられるフルーツや野菜について紹介します。 日本では珍しいトロピカルな味や見かけ。よくお客様にも「朝食で食べたあれ何だろう?」と聞かれることがあります。 さて、まずはこちらの写真をご覧ください。何か分かりますか? バナナは、分かりますね。これは、とっても味が濃くって小腹が空いた時にちょうど良い サイズ。 ピンクの星型にカットされたフルーツ? これは、「グァバ」です!日本だと、グアバジュースが有名ですね。キューバでは、このグァバが一年中あるのでこのまま食べたり、ジャムやお菓子のトッピングによく使われます。 カサの朝食で、ドロッとしたピンクのジュースが出てきたら大体の確率で「グァバジュース」です。さてグアバの下のある、この繊維質がありそうな食べ物。実はこれ「さとうきび」なんです。   食べ方は、そのままガジガジ被りついて中の蜜をチューチュー吸います。自然の甘みが美味しくって、食べ方も面白い。 これを絞ったさとうきびジュースを「グアラポ」といいます。 そして、南国の代名詞「ココナッツ」は外せません。 中のジュースはもちろんのこと、個人的には実の中の果肉が大好物。 プルっとしていて、病みつきになります。ジュースを頼んだら、果肉も食べたい!ってリクエストしてみましょ。   キューバはフルーツジュースも豊富です。100%ナチュラルジュースが安く飲めるので試してみましょう。下記のスペイン語を覚えておくと注文の時、役立ちます。 ピニャ(パイナップル)、フルータボンバ(パパイヤ)、グアヤバ(グアバ) ナランハ(オレンジ)、タマリンド。んっ?タマリンドって何だ? 日本ではあまり知られてないですが、東南アジアや中南米ではよくある果物で、酸っぱい実をジュースにして飲んだり、調味料として使います。キューバではジュースにして飲むのが一般的です。 作り方は、まず鞘から実を出す。種のまわりにへばりついている果肉をとるのだけど、果肉がネバネバしていて大変。大きなボールに種ごと果肉を入れ、砂糖と水を加えて棒でグルグルかき混ぜて、種と果肉を分離させる。これが結構な力仕事。種を取り除いて果肉だけになったものは少しどろっとして濃いので、水で薄めてお好みで砂糖を加えてジュースのできあがり。 ¡Qué rico!(美味しい!)         キューバで食事をしたら、必ずといってよい程登場するものがあります。   バナナ?見かけはバナナみたいですよね。 正式には、「プランテン」といい食用バナナです。スペイン語では、「プラタノ」と呼びます。 バナナより固くって甘みがなく、どちらかというとジャガイモっぽい感じ。 揚げたものが多いですが、作り方によって呼び方が変わります。   マリキータ/薄くスライスして揚げたチップス。 プラタノス・マドゥロス/熟したプラタノの皮をむき厚めに切って、揚げる。 トストーネ/4cmほどの厚さに切って揚げる。軽く揚げて鍋から取り出し瓶の底などで潰し、それをまた揚げて塩で味付け。 あとは、5月〜9月とシーズンは限られてしまうけどチャンスがあれば「巨大アボガド」と「マンゴー」は絶対試してくださいね!!  

キューバーで試したいフルーツと野菜2018-07-17T07:43:58+09:00

キューバで踊る!

2018-07-17T07:48:48+09:00

キューバといえば、音楽にダンス。 定番ではありますが、キューバを旅すればすぐに街中いたるところで音楽を耳にし、 時には突然路上で踊りだす人を見ることでしょう。 キューバで聞かれる音楽はジャンルも様々、それぞれに合わせて踊るダンスも違いますが、 中でもサルサはダンスミュージックとして最もよく知られているものではないでしょうか。     ダンスホールでキレキレのステップで踊る姿は本当にカッコイイのですが、キューバでポピュラーなのはパーティーなどで人が集まった時に、数組が並んで、あるいは輪になってペアを替えながらサルサのリズムに合わせて踊る「カジノ」と言われるカジュアルなスタイルです。       観光客が増えた最近では、このキューバンサルサダンス=カジノを教えてくれるダンス教室がハバナ市内にも続々できています。 教室をのぞくとたくさんの外国人観光客たちがレッスンしており、老若男女問わずキューバ人の先生とペアになって踊る姿は本当に楽しそう!       日本人の中には気にはなるけど、自分で教室へ乗り込んでいくのはちょっと・・・ と躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか。 そんな方のためにオンリーワントラベルでは、サルサ教室のご紹介、レッスンの手配もしております。教室は、ハバナ旧市街の真ん中、コロニアルな建物を使った素敵なロケーション。 ペアとなって教えてくれる先生たちは英語も話しますし、もちろん本場仕込みでダンスはプロの腕前! ハバナ滞在中の数時間を使ってサルサのレッスンいかがですか?全く初めてでも大丈夫。 最初の基本ステップから丁寧に教えてくれ、たとえ1日だけのレッスンでも 最後には音楽に合わせてペアで踊ることができるようになります。 お一人様、カップルやお友達、1時間からのレッスンでも可能、初心者も大歓迎。 Bailamos en Cuba キューバで踊りましょう!

キューバで踊る!2018-07-17T07:48:48+09:00
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