ここ最近お問い合わせが増えてきているキューバウェディング。先日、ハバナにて撮影をしてきました。

ハバナといえば、コロニアル調の古い建物の街並みにクラシックカー、そんなイメージを持つ方が多いと思いますが、この街の魅力はそれだけではありません。旧市街を歩けば、時が止まったような街並みを舞台にして、キューバ人の日常生活を覗くことができます。

何をするわけでもなく家の前に座り込む人、陽気な野菜売りのおじさん、窓の隙間から道をのぞく人、クラシックカーを修理する人、ボコボコになった随分年季の入ったボールを追いかけ走り回る子供たち、軒下にテーブルを出してドミノ勝負をする超本気モードのおじさんたち、あまりに熱心すぎて何やら大声でハッスルしていたり。シャッターチャンスに溢れるこの街は、歩けど歩けどフォトグラファーの私を飽きさせることがありません。

キューバウェディングのフォトセッションには、そんな街の生活風景も取り入れながら、時には地元の人も巻き込み、ローカルな日常に触れられる面白さがあります。

毎年雨季に長期出張して行うウユニ塩湖や、自然の中で行うロケーション撮影とはまた違った感覚で、いつどんなハプニングに遭遇するかわからない予測不能のライブ感があります。

    

例えば、通りすがりのクラシックカーが突然ファインダーに入り込んできたり。
それがまたキューバらしくて、絵になるんですね。通行人のおじさんもさりげなくもにこやかに乱入。
これもなんだか絵になります。「フォト!フォト!」と押し寄せてくる元気いっぱいの子供たちとの共演。
これまたファインダー越しの世界が一気に賑やかに。各々のカップルが遭遇するハプニングは唯一無二。
撮影する側も、いい意味でいつもどきどきワクワクします。

6時間のセッションの中では、旧市街での撮影、クラシックカードライブ、革命広場やハバナの森での撮影、色々な場所を訪れます。

例えば、先日撮影したカップルはこんな感じでした。


 

カップルT様の場合

①ご滞在先へお出迎え。ハバナ旧市街でセッション開始

支度を済ませたら、いざ旧市街散策へ

通りすがりの地元の人もおめでとう!と祝福してくれます

カラフルな壁際に座ってみたり

車好きの新郎様は修理中のクラシックカーに興味津々

旧市街の子供たちと

家から道を覗いていた家族がおめでとう!と祝福してくれました。

マーケットの女性たちも交えて

 

②クラシックカーでドライブ

マレコン通り、ハバナの森や革命広場へと向かいます。途中下車でセッション。

マレコン通りでの撮影、ドライバーも撮影に協力してくれました。

海の見える景色を背景に撮影

ハバナの森にてセッション

 

④モロ要塞へ、夕陽撮影

夕暮れ時のモロ要塞から海を眺める二人。

 

⑤最後はモヒート乾杯で締めくくり

モヒートで乾杯しながら街灯の下で。

 


T様からは、予め具体的な撮影イメージを伝えてもらっていたことと、夕陽セッションのリクエストもいただいていたので、それを実現できるように、開始時間設定と行程を提案させてもらいました。

街灯の下でモヒート乾杯をしてみたいというリクエストも面白かったので、モロ要塞での夕陽セッションを終えてからバーで乾杯、撮影終了という流れでした。

風景も人間模様も、あらゆる意味でカラフルな街ハバナ、キューバ。
フォトジェニックなキューバはいつ来ても、そこにしかない独特の空気があります。
色鮮やかで個性的なウェディングフォトセッションを求めるカップルには、キューバ、是非おすすめです!