どうも、12月1日からグアテマラに引っ越してみました。楽しくやってます。ダイブマスターの大平です。

引越し先はアンティグアという世界遺産の街で、スペイン植民地時代のままのカラフルな邸宅や教会が碁盤の目状に整備された石畳の美しい古い街です。
アンティグアには今年の春頃に一度1ヶ月程滞在して、夫婦そろってとても気に入ったというのが一番の引っ越し理由。
いたってシンプルに、住みたい場所に住めればそれが良いのではと思い、住み良い場所を探しています。

今回の移住は久しぶりにほぼすべての荷物を持って、妊娠中の奥さんと2歳になる息子と大移動です。スーツケース3つ半。着替えと最小限のツールだけのコンパクトさでパナマから移住します。

前回の移住教訓から、安易な詐欺物件にお金を払わない様に気をつけて、予め地元の方にアパートを紹介してもらったり、自分で探したりしつつ、町から少し離れた場所の家を探してメールでオーナーと話を交わし、グアテマラ到着日からの入居予約を取り付けます。

引っ越しました、この町に。

ところが来てみたら入居予定の家はまだ「壁」しかできておらず、急遽現地でホテルに暮らしながら別の家を探す、という移住スタイルになってしまいました。

がっつり建築中

入居予定のお家、がっつり建築中。よくあるよね!

こんな時はすぐに「別に仕方ないことだ」と思うことにして、大切なのは次どうするか。とりあえず街を歩きながら良さそうな部屋を貸している家をさがし、扱っている不動産屋さんを訪ねてみることにします。
パナマと違って不動産屋さんが町に5,6軒ありオフィスとして機能しているのがとても便利です。そして、アパートの価格帯がパナマより全然いいのです。

実際の数字の話し
パナマでは、詐欺師の所在を追い詰めて(インドにいた)金返せメールを送った後(返ってこなかった)、下手くそな運転でBMWを乗り回すサイボーグみたいにきれいなコロンビア人の女性不動産屋さんに頼んでやっと見つけた物件が900ドルでした。14階の2ベッドルームで、家具付き・ゲートセキュリティ、水道代含み、電気ネット代別で1年契約。オフィスから歩いていける距離だったけど立地条件や部屋の広さや収入を考えると東京と比べてもずっと高い感覚のアパートに住んでいました。
今回は、予算800ドル以下2ベッドルーム家具付きネット代、水道代含みの電気代別、できれば暖炉付き、庭付き、中心地から離れすぎてない場所で半年契約、という条件で不動産屋さんに聞いてみました。

3軒程の不動産屋さんをまわって、条件を伝え、条件に合う物件の大家さんにアポイントを取ってもらい翌日から家を見せてもらうことにしました。
翌日まずはAntigua Realtyという地元の不動産さんに見せてもらいます。
ここのホームページを見る限り450ドル程で条件のイイ物件が多数掲載されているし、町を歩いていてもこの不動産屋のサインをよく見ます。オフィスを訪ねるとフレンドリーな対応でこちらの条件を確認して、翌朝11時に来たら3軒の物件を見せてくれるという約束をしました。地元密着型の物件に期待です。

ところが、翌朝11時に訪ねたら、用意が出来てないから午後3時にまた来てくれと言われます。
3時に出直すと、用意が出来た、と言って二十歳くらいの可愛い女性がエスコートして連れて行ってくれました。歩きで。
「歩いて行ける距離だから」と言われ、石畳の町の端まで歩いて行った物件がこちら

まずは一軒目

こちらが物件1:650ドル/月 ツーベッドルーム、ネット水道代含み、電気別。町の入口付近で中心から9ブロック。

 

次がそこから3ブロック程歩いたこちらの物件B

これが物件2:750ドル/月 ツーベッドルーム、水道ネット代含み、電気代別。中心地からはおなじく9ブロックくらい。独立した中庭があるのはアンティグアでは珍しいそうです。
シャワーに関しては、水シャワーを日になんども浴びるほど暑かったパナマと違い、ここは朝夜結構冷える標高1550mなので、温水の出るシャワーの確保が重要です。

この日はこの2軒だけでした。もう2軒あるがそれは明日、ということになり
翌日3軒目。この日はボスの女性が車で連れ回してくれました。
つまりちょっと町から離れるエリアの住宅事情です。

こちらが物件3:650ドル/月 Gated Community、2ベッドルーム、電気水道ネット代込み。中心からはかなり離れる。
オール・インクルーシブなのとシャワー、オシャレインテリアとセキュリティがポイント高いです。

そして4件目がこちら これが物件4:750ドル/月 ワンベッドルーム、水道ネット代含み 電気代別、集合アパート。中心からは9ブロックくらい。

アンティグアの色んな物件を見た結果言えることは、どの家もなんとなく薄暗いです。
中庭があって、大きな壁と小さな窓という建築スタイルだからかもしれないけど、こういった中南米の古い町のアパート・ハンティングでは日当たり確保とお湯の確保が結構重要な要素です。

5件目がこちら これが物件5:820ドル/月 Gated Community 4ベッドルーム、水道ネット代、お手伝いさんが週2回掃除してくれる代含み、電気別。
中心地からは遠く、移動には車が必要になってきますが、全てパッケージされた小奇麗な一軒家です。ただ4ベッドルームも要らないし、若干予算オーバーです。

ホームページに書いてあるような値段の物件はないのかと聞くと、12月に入ってみんなすぐ売れたというお話で、今はハイシーズンなのだそうです。
12月から4月までは外国人がたくさんこの街に住みに来るのでいい物件はすぐに売り切れてしまうということでした。

午後は違う不動産屋「世界で一番不動産を売ってます」というキャッチコピーの大手RE/MAXのエージェントさんに見せてもらいます。
さすが大手、いきなり予算オーバーの880ドルの物件を見せてきました。

6件目 良くみたらベッドルームの写真を撮ってませんでした。
物件6:880ドル Gated Community 水道、ネット含み、電気別。洗濯機は共有エリアで週2回使える。
ここは春に来た時に見た物件のすぐ隣で、同じオーナーだったらしく我々を覚えてくれていました。

7件目は これが物件7:750ドル/付き 住宅地のツーベッドルーム、水道ネット含み電気別。中心地からは6ブロックくらい。

他にも2軒ほど車で連れて行ってくれたのですが、こちらは家主がおらず外から眺めるだけでした。

 

さて、この9軒の中から移り住む家をその日に決めて翌日入居したわけですが、どれを選んだかを書くと更に長くなるのでまた次回!