グアテマラの旅行情報

GUATEMALA

グアテマラの概要とベストシーズン

中米北部に位置するグアテマラ共和国は、北にメキシコ、北東にベリーズ、東にホンジュラス、南東にエルサルバドルと国境を接しており、北東はカリブ海に、南は太平洋に面しています。
先コロンブス期にはマヤ文化が栄え、現在も国民の過半数はマヤ系のインディヘナであり、中米ではメキシコの次に人口の多い国です。

ベストシーズンは乾季の12月から5月
気候は熱帯性で気温が高めですが、グアテマラシティを含め、アンティグアやアティトラン湖などのある高地は一年中を通して温順な気候です。
6月~11月の雨季と12月~5月の乾季に分かれ、ベストシーズンは雨の少ない乾季の12月~4月です。
雨季の間は1日中雨が降るのではなく、午後にザーッとスコールが通過したら青空が広がり気温も上がる日が続きます。
また9〜11月にはハリケーンが通過したり、ところにより蚊が大発生するので旅行の事前には注意が必要です。

グアテマラの観光ポイント

LOCAL SPOT

アンティグア・グアテマラ
Antigua Guatemala

インカワシ

アンティグア・グアテマラ

標高1550メートル、3つの火山に囲まれた高原に位置する「アンティグア・グアテマラ」18世紀後半まで首都が置かれていた町で、2度の地震で壊滅した歴史を持つ「グアテマラの古都」です。スペインのバロック建築と植民地時代に建てられた多数の教会があり、地震で崩れたままの遺跡も含め、街全体がユネスコの世界遺産に登録されています。グアテマラ・シティ在住の富裕層の避暑地であり、また安くて良質なスペイン語学校の町としても旅行者に知られています。町の人口は約三万人。
石畳の道が走る碁盤目状の街には、センスのいいカフェやお土産屋がたくさんあり、歩くだけでも楽しいコロニアル様式の美しい町です。
グァテマラ・シティの空港からは車で1時間ほどです。

ティカル遺跡
Tikal

列車の墓場

ティカル遺跡

密林の中に姿を現す、マヤ文明の最高峰の遺跡「ティカル」は今からおよそ300年前に”発見”されました。
現在は遺跡を含む周辺の土地が国立公園になっており、1979年にユネスコ世界遺産に登録され保全されています。
巨大なピラミッドがそびえ、周辺にはリオ・アスル遺跡、セイバル遺跡など無数の古代の都市の跡を見ることができます。ティカル観光の拠点となるフローレス島には、ホテルやレストランが多数営業しています。
グアテマラシティよりは飛行機(約40分)でフローレスまで行き、そこから車または乗り合いバスで1時間半の行程です。
シティからフローレスまではバスで8時間で行くことができますが、ローカルの通称”チキンバス”は時折バスジャックが出るのでおすすめしません。
陸路での移動は、ツアー会社に予約して乗り合いのミニバンでの移動、またはプライベートでの移動をおすすめします。

アティトラン湖/パナハッチェル
Atitlan lake/Panajachel

コルチャ二村

パナハッチェル

世界一美しい湖と言われるアティトラン湖の畔にあり、湖を訪れる観光客の拠点となる町です。
アティトラン湖博物館、アティトラン湖自然保護区の他、大型のリゾートホテルや日本食を含め各国レストラン、地元の民芸品を並べるお店などが集まっています。
静かに過ごしたい人は湖の周辺にある小さな村々に、ボートで行くことができます。
中でもサンペドロはバジェット・トラベラーに人気のエリアで、対岸のパナハッチェルからはボートで約40分でいけます。
グアテマラシティからは車で約3時間。

コバン
Cobán

インカワシ

コバン

グアテマラの国鳥であるケッツァルが見られる保護地区があり、国花モンハ・ブランカなど蘭の宝庫でもあり、コーヒーの名産地でもあります。
おすすめなのが、奥深い自然の中にある「セムクチャンペイ」
エメラルドグリーンの水棚で、カーボン川という川の上に形成されている天然のプールです。
グアテマラシティからは車で約6時間。

グアテマラの情報

DOMESTIC INFO

通貨と為替

ケッツアル(Quetzal)国際通貨コードGTQ 1ケッツアル=日本円14円、米ドル0.13ドル(2019年1月)
紙幣は1、5、10、20、50、100、(200ケッツアル、1/2ケッツアルもあるが現在ほとんど流通はない)通貨は1、5、10、25、50センタボスと1ケッツアルがあります。

両替

日本円の両替はできません。1回100~200アメリカドルの上限はありますが、銀行でアメリカドル現金やトラベラーズチェックの両替は問題なくできます。

税金とサービス料とチップ

【レストラン】レシートにサービス料として記されている場合は必要ありませんが、含まれていない場合は料金の10%程度が一般的。
【ホテルでのサービス利用】10ケッツアル程度。

時差

日本より15時間遅れています。サマータイムは採用していません。

電圧とプラグ

グァテマラの電圧は110ボルト、60ヘルツで、プラグは日本と同じAタイプです。短時間の使用であれば、日本から持っていった電気器具もそのまま使えますが、電圧が不安定であるため長時間の使用には変圧器が必要です。停電はよく起こりますが、その頻度は特に雨季に高くなります。

基本的にホテルやレストランで出される水は、飲料用の水を使用しています。しかし市場などの簡易食堂で食事をする場合などは、ミネラルウォーターを購入することをおすすめします。ミネラルウォーターはスーパーや雑貨店で簡単に購入できます。煮沸した飲料水を出すレストランでも、氷は殺菌処理されていないケースが多いので注意が必要です。

電話・インターネット通信事情

国番号は502。公衆電話は、公園や広場などに設置されています。観光地には国際電話がかけられるサービスやネットカフェがあり、インターネットを使うことができます。また、Wi-Fiが使えるホテルや飲食店もあります。

料理

どこでもよく見かける定番の料理は、フライドチキン(ポジョ・フリト)とカルネ・アサダ(肉の炭火焼)です。また、地域によっては鹿肉やイグアナ、アルマジロなどを使った料理も食べることが出来ます。その他にもタマーレス(お米をすりつぶした生地に鶏肉やジャガイモ、オリーブの実、干しブドウ、とうがらしを入れて、バナナの皮で包んで蒸し焼きにしたもの)はグアテマラの郷土料理です。

世界遺産

【文化遺産】
アンティグア・グアテマラ(1979年)
キリグアの遺跡公園と遺跡群(1981年)
【複合遺産】
ティカル国立公園(1979年)

ビザ情報

渡航目的が観光、知人訪問などの90日以内の短期滞在の場合、ビザ不要です。ただし、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグアを含む4カ国での合計滞在可能日数が90日となっています。【アメリカ経由で中南米へ渡航する際はESTAが必要となります。】

予防接種

特に必要ではないですができれば破傷風と狂犬病、A型肝炎・B型肝炎の接種をお勧めいたします。

持ち物リスト

虫よけスプレー、虫刺されの薬、胃薬、整腸剤、水着、サングラス

グアテマラの行き方

ACCESS

グアテマラへの行き方をご紹介します

グアテマラへ

日本からの直行便はありません。日本からはメキシコシティ、アメリカのダラス、ヒューストン、マイアミ、ロサンゼルスから首都のグァテマラシティへのフライトに乗り換えるのが一般的です。パナマやコスタリカなど近隣諸国からもグァテマラシティに就航しています。
【空港案内】ラ・アウロラ空港(GUA)グアテマラシティは治安が悪いため、海外からの旅行者は予め送迎を頼むか、タクシーで長距離バスのバスターミナルなどに移動します。夜遅い時間に着く場合は、タクシー以外の選択肢がありません。

メキシコ、パナマやコスタリカのサン・ホセなど近隣諸国から国際バスが運行しています。