カリブ海諸国の旅行情報

Islands in Carribean sea

カリブ諸国のおおまかな成り立ち

地理的にはおおよそ大西洋と南北アメリカ大陸に挟まれたカリブプレートという大陸プレートに乗っているエリアをカリブ海と呼びます。
歴史的には1492年コロンブスにより”発見”される以前は、大陸側メキシコのカンクンあたりにはマヤ文明が築かれ、プレートの大西洋側の外縁諸島(現在のアンティル諸島)には農耕漁労少数民族が住んでいました。”発見”以降、スペインがパナマを拠点に大陸を制圧していき、事実上南米全てをスペイン領土とします。
その後、スペイン領土の及ばないアンティル諸島をイギリスやフランス、オランダ、ポルトガルといったヨーロッパ諸国が植民地化します。
南米で採掘された金や交易品を運ぶルートとして、16世紀から18世紀のカリブ海は大いに賑わいました。海賊が活躍したのもこの時期です。
熱帯温暖なこの地域がサトウキビの生産に適すことがわかると、カリブ海一帯はヨーロッパ諸国のサトウキビ産業の一大植民地と化していきました。アフリカから連れて来られた奴隷や近隣諸島諸国に住んでいた原住民が強制労働者という形で定住していきました。
その後、スペインや他の植民地からの独立や革命・領土宣言などの歴史を経て、現在のカリブ諸国が成り立っています。
一部特別自治領の特別ルールで銀行や不動産などの産業が盛んな国や地域もありますが、現在ではカリブ周辺・諸島含めほとんどの地域では砂糖生産の他にもリゾート観光が大きな産業になっています。

このページでは便宜上、西インド諸島エリアを大きく4つに分け北東エリアのバハマやタークス諸島、カイコス諸島をまとめて「バハマ諸島」、中央よりやや北から東にかけてキューバやジャマイカ、ドミニカ共和国といった大きめの独立島国とイギリス領ケイマン諸島、アメリカ領プエルトリコを要するのが「大アンティル諸島」、さらにその東から南にかけて点在するアメリカ・イギリス領のヴァージン諸島やオランダ領・フランス領の小さな島々を「小アンティル諸島」、カリブ海の南、ベネズエラの北に展開するABC諸島を「オランダ領カリブ」として表示します。メキシコのカンクンやベリーズ、パナマなどその他大陸属国の情報はこのページではでは扱わないこととします。

カリブの位置

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ベストシーズン

心配なのはハリケーンだけ

カリブ海は1年中快適なリゾート気候です。
北半球に位置するので、5月から11月くらいは雨季となり降水量もふえますが、何日も雨が続くということはほぼありません。一日の内数十分から数時間雨が降り、あとはおおむね快晴で、突き刺すような日差しと目に入るカラフルな空や海・街並みの景色が強烈な日が続きます。
年間気温は22度〜33度の間くらいで熱帯〜温暖気候。
カリブ海全域のダイブサイトでは透明度も通年良く20から30m。海域によりますが水温も高めです。
毎年6月~11月はハリケーンのシーズンと言われ、北部ではまれにメキシコ湾あたりで発生したハリケーンの被害を受けるため、カリブクルーズなどでは代金がローシーズンとして区別されるようです。
とはいえ、ハリケーンがカリブ海まで来る年と来ない年がありますので、その年のニュースさえ見誤らなければ気候は概ね問題ありません。
特に南カリブのオランダ領諸島ではハリケーンの影響を全く受けない無風ゾーンに近くなるので、ほぼ毎日がベストシーズンです。

カリブ諸国情報

República de Cuba
キューバ共和国

カリブ海の真珠と呼ばれるキューバ。
2015年7月、米国との国交が54年ぶりに回復しましたがトランプ政権により再び閉ざされました。今後の動向がおおいに注目されるカリブ諸国最大の国です。
フロリダの約145km先に位置し、日本の本州の半分にあたる大きな島に人口は1100万人以上。サトウキビ生産や鉱業の盛んな共和国家。
1950年代にはカストロとゲバラによるキューバ革命がおこり、農地の集団化など社会主義化を取り、距離の近さからアメリカとの激しい歴史を繰り返した国。

芸術や医療などの分野に力を入れ、日本でキューバといえば野球と言われるほどスポーツにも力を入れています。またキューバは親日国でもあり、日本人はビザなしで入国することができます。1951年にアメリカとの国交がなくなった後も独自の価値観で文化が継承・昇華されて行きました。「50年代から時が止まった国」と呼ばれることもあり、あまり馴染みも少なかったキューバですが、米国との国交正常化に向け現在世界中からの関心を惹きつけています。
手付かずの美しい大自然に透き通る真っ青なカリブ海、アメリカン・クラシックカーにスペインコロニアル調の建造物。
葉巻と海とお酒と音楽を楽しむ陽気なキューバ人。
他の島にない独特な空気を持った愛あふれる国へ!

キューバへ行くツアー

Puerto Rico
プエルトリコ自治連邦区

プエルトリコはドミニカ共和国の東に位置する、四国のほぼ半分の大きさの島です。
1900年からアメリカ合衆国の特別自治領として国民はアメリカ国籍を保有しますが歴史上長い間スペイン統治下にあったため、スペイン語が公用語として話されます。
住民はプエルトリコ人であるという意識が強く、スペイン、カリブ、アメリカの影響を受けた、ユニークな文化を形成しています。
プエルトリコとはスペイン語で「美しい港、豊かな港」を意味し、一説によるとコロンブスが初めてこの港に来た時に「que puerto rico!(なんて美しい港なんだ!)」と叫んだことに由来します。
歴史的建造物が並ぶ街並みや、マリンスポーツが楽しめる美しいビーチは、世界中の観光客を魅了しています。

Jamaica
ジャマイカ

世界でも指折りのリゾート地で、美しい白浜のビーチ沿いにいくつもの高級ホテルが建ち並びます。
レゲエの神様ボブ・マーレーを輩出したレゲエ発祥の地でもあります。
イギリス連邦加盟国であり、公用語は英語です。
住民の多くは、イギリスの植民地時代に奴隷として連れてこられたアフリカ人の子孫で、その文化にもアフリカ的な色彩が強く残ります。
青く穏やかな海と豊かな自然に恵まれ、陽気な人々と音楽で賑わうこの島は、一度訪れるとが何度も足を運びたくなると言われています。
美しいビーチリゾートから重厚なサウンドシステムまで、楽しみ方は無数にあります。
日本でもおなじみになってきたジャークチキンを代表とするジャマイカ料理も魅力のひとつです。

Dominican Republic
ドミニカ共和国

南北アメリカ最古の都市と言われるドミニカ共和国。
小アンティル諸島のドミニカ国と区別して、一般的にドミニカ共和国と呼ばれます。
カリブ海で2番めに大きな島イスパニョーラ東部にあり人口は1千万人を越え、西部の独立国ハイチと島を共有しています。
公用語はスペイン語ですが、移民が多いため他にもハイチ・クレオール語やフランス語・ドイツ語・英語なども話されます。
美しい海に囲まれた小さな国は、カリブ海地域で最も歴史的遺産が多いことでも知られ、アフリカの文化を感じる隣国のハイチとはまた違った、スペイン植民地時代の面影の街並みが色濃く残ります。
また、世界屈指の野球大国でMLB選手も多く輩出してり、日本の広島カープがドミニカに選手育成機関を設けています。

Saint Martin
セント・マーチン島

小アンティル諸島の北部に位置するセント・マーチン島は、島の北部がフランス領(フレンチサイド)、島の南部がオランダ領(ダッチサイド)に分かれています。それぞれ行政、文化が異なる国の領地となりますが、基本通貨はなぜかUSドル。小さな島国ですが国境があり、車で行き来できます。
ダッチサイドのプリンセス・ジュリアナ国際空港は、ビーチに隣接してあり、大型旅客機の着陸時のジェットブラストを体験できるビーチとして多くの観光客が訪れています。
どこまでも続くカリビアンブルーの海に、ヨーロッパ風でカラフルな街並み。カリブ・ラテン文化とヨーロッパの文化が入り混じり、観光施設も整っているため近年注目を集めるリゾート地です。グアバベリーというローカルのお酒も人気です。
2月のカーニバルを中心に1〜3月にはフレンチサイドで毎週ローカルフェスティバルが行われ、海外からのツーリストで賑わいます。

Netherlands Antilles
オランダ領カリブ

ベネズエラの北に位置し、アルーバ(Aruba)、ボネール(Bonaire)、キュラソー(Curaçao)を含むエリアと、800km離れたリーワード諸島を指します。一般にアルーバとキュラソーはオランダ王国の構成国、ボネールはオランダの自治領となります。行政上の中心地はキュラソーになり、飛行機のアクセスも便利です。アルーバは”カリブのラスベガス”と呼ばれる一大観光地。ここではダイビングパラダイスとして名高いボネール情報をお届けします。

アルーバ Aruba

ABC諸島の3島のうち最も東に位置し「カリブのベガス」と呼ばれるカジノリゾート。
カラフルで豪華なリゾートアイランドです。

ボネール Bonaire

ABC諸島の3島のうち最も西に位置し、唯一のオランダの特別自治体で、ボネール、シント・ユースタティウスおよびサバを含んだBES諸島とも区分されます。ここも、オランダ領なのに通貨はUSドルです。

キュラソー Curacao

ABC諸島の真ん中に位置し、ラム酒をベースにキュラソー産オレンジを使ったリキュールが有名です。
パステルカラーの建築物が立ち並ぶ、カリブの宝石のような島です。

ボネールへ行くツアー

Commonwealth of The Bahamas
バハマ国

バハマとタークス・カイコス諸島(イギリスの海外領土)を含むエリアです。アメリカ合衆国フロリダ州からも近く、英語圏のため多くのアメリカ人がバケーションに訪れます。

17世紀後半にイギリスの領地となりその後バハマは独立、イギリス連邦の加盟国となり、タークス・カイコス諸島はイギリス領の海外領土となりました。
立憲君主制のバハマの首都はナッソー。人口は約35万人です。
大小含め700以上の島から構成され、タックスヘイブンなので金融業が盛んです。観光では主にアメリカからのツーリストにカジノやビーチリゾートが人気で、ダイバーには間近でサメを観察できるシャークダイビングが有名です。

Belize
ベリーズ

ユカタン半島の東部、カリブ海に面した中米ベリーズは、四国ほどの大きさで、北から南へ一時間半、西から東へ3時間ほどの小さな国です。マヤ系インディアンの文化が栄え、その歴史は紀元前にさかのぼります。
1981年に英国から独立し、アメリカ大陸で一番新しい国です。ベリーズは英国の植民地だったためイギリス文化の影響が強く、公用語も英語です。密林に残る多くのマヤ文明の遺跡、イギリスとカリブの影響を受けた文化、手つかずの大自然、そして青く透き通る海が魅力の国です。
もっとベリーズの事を詳しく知りたくなった方はこちら

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