皆様、お久しぶりでございます。

オンリーワントラベルのともみです。

今日から少しづつではありますが、ベネズエラについてお話します。

少しでも多くの人に、この国の魅力を知ってもらい、是非、足を運んで頂けるよう、良い事も悪い事も書いていきますね!

ベネズエラは、南米大陸の北に位置する国で、西にコロンビア、東にガイアナ、南にブラジルに囲まれたカリブに面した国です。

面積は日本の2.5倍!人口は約2800万人です。

最近、日本でもよくベネズエラのニュースを見ることが多いのではないでしょうか?

実は今、ベネズエラは国家破壊寸前と言われています。

なぜ、南米一と言える石油国がそんなことになっているのでしょうか?

1999年、ウーゴ・チャベスという人物がベネズエラの大統領となりました。

チャベスはまず、ベネズエラをボリバル共和国に変え、国家収入の7割を占める石油の収入を貧困解決に向け、スラムの解消、学校の建設、無料の治療、大地主の遊休地を接収して農民に分配、失業者に対する職業訓練、協同組合方式による企業設立など矢継ぎ早に施策を実施して国民的な人気を高めました。

国を平等にしたいというチャベスの意見により、仕事をせず、家や物資を手に入れる事のできる人間が増え、どれだけ働いても収入がない人間も増えました。

そんなチャベスは2013年に末期癌で亡くなります。

私はこの時代に、ベネズエラで生きていないので何も言えませんが、亡くなった今もチャベスは生きていると支持する人たちがたくさんいます。その反面、反チャベス派もたくさんいます。

その後、国の代表を務めることになったのが、チャベスの友人、ニコラス・マドゥーロです。

マドゥーロ政権はさらに厳しく、実は今、石油国のベネズエラが、原油を輸入しているのです。社会主義政権のため、街にはトイレットペーパー、紙おむつ、粉ミルク、食料がなく、病院や薬局に薬もありません。薬さえあれば助かる人たちが毎日何人も亡くなっていくのが現状です。

原因は、インフレ。ガゾリンが水より安いベネズエラは、マドゥーロによる経済政策(原油価格安)による失敗により、お金が払えなくなってしまいました。(他にも原因はたくさんありますが、それはまた今度書きますね。)

街に出ると外はデモで騒がしく、警察と住民が命をかけて戦っています。目の前で起こる暴動を見ながら、この国は豊かで、人は優しく、輝かしい未来が待っているはずなんだと日々思っています。

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ベネズエラのツアーに参加してくださるお客様には、必ずこの現状を話し、知ってもらっています。

バスの中から見える街の景色や、スーパーに長蛇の列をつくり並ぶ人を見て涙するお客様もいます。

日本から着なくなった洋服や食料、バンドエイドなどを寄付してくださる方もいます。現状を知った上でツアーに参加すると、国の魅力に感動したと沢山の方々が言ってくださいます。

この国に住む住民はこの現状を望んでいません。

そして、一度でもベネズエラを訪れたことのある人はみんな同じことを思ってくれています。

私は、ベネズエラが大好きです。

この国には、言葉では表せないほど大きくて、美しくて、輝いた宝がたくさんあります。

少し重い内容となりましたが、次は首都カラカスの魅力について書きます。もちろん、世界最大の滝、エンジェル・フォールやギアナ高地、カナイマ国立公園についても書いていきますのでお楽しみに!♡

その他、ベネズエラのこんなことが知りたい!などリクエストがあれば、コメントください。

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ベネズエラの明るい未来を祈って。

Tomomi