キューバにはまだあまりWI-FIが普及していません。
家にもネットは通っていません。
なぜなら、社会主義国だから。

外界はシャットダウンします。
日本人には欠かせないLINEも無いし、携帯が次から次へとピコピコなることはほとんどありません。

携帯電話が普及したのもつい最近の話。そんなキューバ人のコミュニケーション手段は家電話。固定電話を使うことなんて、ココ最近はオフィスの電話くらいでしたが、キューバでは至って普通。固定電話さえ無い家もたくさん存在します。何軒かで1台の電話を共有しているのです。

でもキューバには、アメリカへ亡命して離れ離れになった家族や友達がいる方々がたくさんいます。

どのように連絡を取るのかというと・・・

ここです。
ホテルへWI-FIを使いに来る観光客

暑い日中からWIFIを使う人々

ホテル横の路地でWIFIを使う若者

座っている人や壁沿いにいる人々はみーんなWI-FIを使いに特定の場所へやってきます。

公園やホテルに公共WI-FIが設置されているところがあるのです。
WI-FIのカードを購入してIDとパスワードを入力すると、1時間、ネットが使えるようになるのです。

WIFIのカード

1時間=2CUC(USD2.00)

現地のお給与は月約20ドル。
レストランのウェイトレスやウェイターも、ホテルの従業員も学校の先生も、全部国営。みんな公務員です。みーんな、約20ドルで生活しているのです。

そんな中、インターネットが1時間2ドルって。
相当高いですよね。

現地の人はどのくらい頻繁にネットを使うんだろう。

インターネットが1分でも繋がらないだけで大騒ぎする人種、
インターネットがないだけで「仕事にならない」って感じてしまう人種には到底考えられないですよね。

でもキューバに来て実感しました。
全然ネットがなくても生活できるんです。
友達と道端でボールの蹴り合いをしたり、海でキャッチボールやBBQをしたり。
人と面と向かって目を合わせて会話することができるんです。
周りの情報に影響されず、幸せを感じることができるのです。
素晴らしい国だと感じました。

59年前の今を生きるキューバ人、アジア人を見てはChina China話しかけてくるキューバ人、いっつも楽しそうにしているキューバ人にこちらもついつい笑顔でJaponだよって言い返します。

これもアメリカとの国交が回復したら、すぐに変わってしまうんだろうな。
便利になっても国民性や幸せの価値観は変わらないでいて欲しいと願います。

今のキューバを是非味わいに来てみてください。