Olá ! ブラジルより本庄です。

7月に入り、お隣ベネズエラではエンジェルフォールのベストシーズンを迎えていますが、こちらブラジルも負けてはいません。

 

ブラジル北東部のマラニョン州にあるレンソイス国立公園。

石英という鉱物からなるこの白い砂丘地帯には、この時期にしか見られない青やエメラルドグリーンに輝く湖が随所に広がっています。

場所によってはカエルや魚がいたり。なぜ砂丘で、しかも乾季になれば水も少なくなっていく場所にこうした生き物がいるのかという理由には諸説ありますが、未だちゃんとした調査は行われていないため明確にはわかっていないのが現状。

そんな美しく謎も多いレンソイス、先日行ったツアーレポートです。

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レンソイス国立公園へのアクセスは、バヘリーニャスという町から四輪駆動車に乗っての移動となります。

ただ、この道のりがなかなかハードで、舗装もなにもないデコボコ道を激走していくんです。

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はじめこそ道中見かける動植物を写真に収めたり景観を楽しんでいた皆さんも、後半の荒れ道に入っていくにつれそんな余裕はなくなり、手すりを握る手にもギューっと力が入ります。上下左右に揺れるわ跳ねるわ、昼食のシュラスコを少し控えめにしとくべきだったと反省するも時すでに遅し…。

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出発から約50分、ついにレンソイス国立公園に到着。

皆裸足になって、ロープを伝い70m先の砂丘上部まで登ります。

そうしてやっとこさ上がった先には、白く輝く広大な砂丘地帯。

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本当に白い。

足もとの砂を見ると、きな粉っぽい色な気もしますが、こう全体で見ると真っ白なのがなんとも不思議。

奥には所々に青々とした湖が見えてきます。

砂に足を取られるなか、歩くのもなかなか大変。

前の人の足跡をたどりながら、のっそのっそ。

20分ほど歩いて着いたラグーンでいよいよ湖水浴です。

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砂丘地帯なだけに日差しを遮るものはほぼ皆無のレンソイス。

とりあえず湖に入っちゃいましょう、生き返ります。

水温も心地よい冷たさで、まるでそこはオアシスのよう。

泳ぐもよし、ちょこっと足だけ浸かるもよし、砂地で寝るもよし。

各々好きなように時間を過ごします。

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夕刻に近づくにつれて、レンソイスも徐々に暖かいオレンジ色へ。

なんか砂漠っぽいです、砂漠なんですけど。

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砂丘の少し小高い場所から夕日鑑賞。

徐々に砂丘の向こうに沈んでいく赤々とした夕日を見ていると1日の終わりを感じます。

周りにはブラジル・欧米からの観光客グループもたくさん。

日が完全に沈むとそれを見守っていた全ての夕日鑑賞者から拍手が。

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「太陽、今日も1日お疲れさま」といった感じですね。

 

夕日を見送った後は帰宅あるのみ。帰りも再びあのガタガタ道です。

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壮大な森林地帯を戻っていきます。

ツワモノのお客様は今度こそ、あのガタガタ道をビデオカメラに収めようと気合十分。

家に帰って映像を見たら、ぐらんぐらんで気持ち悪くなりそうですがそれも思い出の一つですかね。

 

レンソイスで湖が見られるのは10月まで。

みなさん早く来てください。水がなくなってしまう前に。